ローレンス・フィッシュバーン、マット・ディロン、ジャン・レノが出演してる、2009年公開の映画「Armored(邦題:アーマード 武装地帯)」。
監督:Nimrod Antal
脚本:James V. Simpson
出演:Columbus Short, Matt Dillon, Laurence Fishburne, Jean Leno
イラクへの兵役帰りの主人公は、現金輸送するセキュリティ会社に勤める。1年前に両親を亡くし、まだ学生の弟の面倒をみているが家賃に追われ、このままでは家をでなければならない状態。少しでも稼ごうとシフトを増やしてほしいと上司に打診するが、断られる。そんな時、普段から親しくしてくれている先輩から持ちかけられた話が…。
テンポよく進んでいくんだけど、途中のハプニングがふんだん過ぎて、しかもツッコミどころ満載で、「コメディか!」って思えるくらい。現金輸送車でこの時代、あの装備はないだろう?GPS付いてたりするだろ?とか。いつまでトンテンカン(観たらわかる!)してるんだよ!とか。無線繋がらない~っていって屋上いくけど、余計危険じゃない?そのまま外でたほうがよくない?とか。おめぇらバーガーしか食うものないんかい!とか。よくよく考えたら、主人公があのホームレスがどうこうなる前に、自分勝手なことしなければよかったんじゃ?とか。「誰一人血を流すことがないこと」という約束で参加を決めたから仕方無いっちゃ、仕方無いんですが。
色んな意味で楽しめる映画かもしれません。少なくとも私は楽しかったです。
主人公のTyを演じたコロンブス・ショート(Columbus Short)くんて、良くも悪くも印象に残らないよぉ。「Stomp The Yard」や、「Cadillac Records(邦題:キャディラック・レコード 2008年公開)」など出演してるらしいが…映画は観てるけど思い出せない。この映画では特に、マット・ディロン(Matt Dillon)やローレンス・フィッシュバーン(Laurence Fishburne)がアク強すぎてる。
しかも、うろちょろしてるだけのジャン・レノ(Jean Leno)の方が印象残っちゃうっていう。ホント、この映画でのジャン・レノはもう、見方変えたらコメディのよう。よく出演決めたよなぁ。
現金輸送車で思い出すのがHughes兄弟のあの映画、「DEAD PRESIDENTS(邦題: ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ 1995年公開)」の終盤。あれはドラマ過ぎて、見た後の「人生への空虚感」が半端ないけど。
久々にマット・ディロンを観て、「Singles(邦題:シングルス 1992年公開)」が無性に観たくなった。
コメント