ブランフォード・マルサリス率いるBuckshot Lefonqueのデビューアルバム、ジャズにヒップホップにロックにたまにレゲエな「Buckshot Lefonque」

Buckshot LeFonque 1994 ALL ENTRIES | すべて
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ジャズ・サックス奏者、ブランフォード・マルサリス(Branford Marsalis)率いるDJ Premier参加のプロジェクト・グループ、Buckshot Lefonqueが1994年にリリースしたアルバム「Buckshot Lefonque」。

ブランフォードは、エリス・マルサリス・ジュニア(Ellis Marsalis Jr.)を家長とするジャズ一家のマルサリス・ファミリーの長男で、Buckshot LeFonqueプロジェクトには弟のDelfeayo Marsalisも参加。

ジャズ、ヒップホップ、レゲエ、ロックを上手いことフュージョンした音を聴かせてくれるで。

Buckshot LeFonque 1994
  1. Ladies & Gentlemen, Presenting…
  2. The Blackwidow Blues
    ジャズとファンクのエッセンスが効いたインスト曲。
  3. I Know Why The Caged Bird Sings
    マヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)の詩「Caged Bird」を彼女自身のポエトリー・リーディングで聴ける。力強く、フェラ・クティ(Fela Kuti)の「Beasts of No Nation」をサンプリングしたり、チャントを入れてアフリカンテイストに仕上げた曲調とよく合ってる。曲のタイトルは、1969年に発売されたマヤの自伝「I Know Why The Caged Bird Sings(歌え、翔べない鳥たちよ)」と同一のこのタイトル、マヤがポール・ローレンス・ダンバー(Paul Laurence Dunbar)の詩「Sympathy」からインスパイアされて借りたのだそう。
  4. Mona Lisas (And Mad Hatters)
    Ben E Kingの「Spanish Harlem」から少しインスパイアされてるというエルトン・ジョンの曲をカバー。The Lady of Rageによる語りとFrank McCombの歌をフィーチャー。
  5. Wonders & Signs
    レゲエとジャズのフュージョン!ラガマフィン・フロウはBlackheartというアーチストのようやけども、ごめんなさい全く知らず。
  6. Ain’t It Funny?
    主にTV女優として活動しているTammy Townsendがしっとりと歌うバラード曲。このTammyさんがまた、キレイな歌声してはる。
  7. Some Cow Fonque (More Tea, Vicar?)
    Kevin Eubanksによるギター。ちょっとカントリー風アレンジか。Men In Black」のサントラにも入ってる。
  8. Some Shit @ 78 BPM (The Scratch Opera)
    プリモ先生(DJ Premier)を堪能!スクラッチと、次々と現れるサンプル・ミックスが炸裂。
  9. Hotter Than Hot
    Blackheart参加による、RedFoxやJamalskiなどの当時のニューヨーク・ラガマフィンな感じ。
  10. Blackwidow
    2曲目の「The Blackwidow Blues」に、The Lady of Rageの語り的なフロウが加わって、ジャズしてる曲。The Lady of Rageはウェッサイよりも、こういうのが合う気もする…確か元々は東海岸の人やったよね?
  11. Breakfast @ Denny’s
    Denny’sは日本でファミレスで知られているあの「デニーズ」、1954年アメリカ発祥のレストラン・チェーン。1990年中頃のデニーズで度々あった黒人に対する接客での人種差別にインスパイアされたことが、冒頭の語りでわかる。妖しくベースラインと気怠い雰囲気と、終わりのほうの不協和音のホーンの音色が、歌詞はなくともその情景を醸し出してる。
    アルバムには入っていない「Uptown Version」では、デニーズでの人種差別をUptownがラップしてる。
  12. Shoot The Piano Player
  13. No Pain, No Gain
    ロックとジャズとヒップホップのフュージョン!ラップはUptown。ベースにはDoug E. Fresh & The Get Fresh Crewの「The Show」のサンプリング。
  14. Sorry, Elton
  15. …And We Out

DJ Premier、プリモ先生といえば、GuruさんとのGang Starr。Guruさんもジャズ絡めてJAZZMATTAZZをリリースしてましたが、そっちのプロジェクトのほうが早かったんやっけか?

セカンド・アルバム「Music Evolution」のほうがヒップホップやロック色強めやけど、それぞれのジャンルの曲調の角がとれて洗練された感じがするわぁ。まさにevolutionしてるいうことか。

NAOKO
NAOKO

そら「Music Evolution」も聴かんとな!

NAOKO
NAOKO

レディ・オブ・レイジ(The Lady of Rage)姐さんの「NECESSARY ROUGHNESS」↓

ほんま、何回も言うけど、このレイジ姐さんは何を持ってるんだ?

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