CLOCKERS(1995)邦題: クロッカーズ

CLOCKERS – スパイク・リー監督が描く、クライム・ドラマ

1995年公開、ニューヨークはブルックリンのプロジェクト(低所得者団地)を舞台にしたクライム・ドラマ「CLOCKERS 邦題: クロッカーズ」。ベースはRichard Priceの同名小説。ペーパーバックでも読んだほど、お気に入りの映画です。

題名の「Clockers」はプロジェクトのベンチで売買しているドラッグ売人のことなのだけれど、この映画は銃で撃ち合ったりなどするギャングスターモノではない。白人刑事に(白人とは限らないかもしれないし、刑事とも限らなくていいかもしれない)「黒人に対する先入観を捨てろ!」って呼びかけてる、といった映画。

CLOCKERS 邦題: クロッカーズ(1995年)

director: Spike Lee
storty: Richard Price
starring: Mekhi Phifer, Harvey Keitel, John Turturro, Delroy Lindo, Isaiah Wahington, Keith David , Pee Wee Love, Sticky Fingaz, Fredro Starr…

団地に住むビクター(イザイア・ワシントン)は真面目で働き者の、2児の父親。一方、その弟のストライク(メキ・ファイファー)は同じ団地内に住む「clocker」の一人。親玉ロドニー(デルロイ・リンド)の手下として、毎日真面目に公園のベンチで稼業に勤しんでいる。

そんな中、最近流行りだしたハンバーガーショップの店長が殺された。実は、その店長、店内で麻薬を売買してたという。それもあって、この殺人は薬絡みの事件だろう・・・とみんなが予想していた。

しかし、その予想とは裏腹に、真面目なビクターが自首してきた。
殺人課担当の刑事ロッコ(ハーベイ・カイテル)は真相を探ろうと、団地内で聞き込みを始める。もう、ロッコの目星はついている・・・ホシは弟のストライクなんだろう、と。

スパイク・リーの映画は、オープニングから見逃せない。オープニングが芸術的であったり、もうそこから何かを訴えかけてきたりする。この映画でもそう。映画の冒頭から、生々しい傷跡の写真の数々。

Spikeの映画って、赤と青と黄色が、脳に染みる。ヴィヴィッドな色の使い方が私を虜にする。ヨーロッパのそれとはまた違うような気もする。ブラウンスキンにまたこれがあうのよ。偏見かも知れないけど、白人や黄色人種ではなかなか使えない色だと思うなぁ。

この映画では、他にも「ゲームが子供に与える影響」や「犯罪の低年齢化」もなども主題として描かれてるようだ。あと、故意なのか、麻薬を買っている人たちがほとんど黒人ではない。

また、この映画でも「お金はちゃんと残しておけ。おまえら(黒人)はすぐ使ってしまうからな・・・」といった表現がでてくる。スパイク・リーが映画で描きたい題材の一つなのだろうか。ロドニーが子供達に散髪しながら説教する場面で出てくるんだけれど、そういったちょっとしたエピソードも見逃さないで見て欲しい映画。

ちょい役でOnyxのフレドロ・スターやスティッキー・フィンガズも出ています。何度観ても、飽きない。スパイク・リー映画の中でスキなものの一つ。サントラもこの時代らしさが溢れていて、お気に入り。



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