甘すぎないけどムーディな歌声で才能を開花させたJoeのセカンド・アルバム「ALL THAT I AM」

Joe / ALL THAT I AM (1997) MUSIC | 音楽
ALL ENTRIES | すべてMUSIC | 音楽

1997年発売、R&Bシンガー、Joeのセカンド・アルバム、「All That I Am」。New Jack Swing香るデビュー・アルバム「Everything(1993年リリース)」は時代に乗って作ったアルバムっぽいけれど、彼の才能を開花させたのはこのアルバムなんじゃないでしょうか。このリリースまでに、ソングライターやプロデューサー、時にはバッキングヴォーカルとして色んなアーティストとのコラボレーションを経験したからでしょうか。Hi-FiveやXscapeの曲のプロデュース、BrandyやMariah Careyの曲でバッキングヴォーカルとして参加したりしております。

Joe / ALL THAT I AM (1997)
  1. All the Things (Your Man Won’t Do)
  2. The Love Scene
  3. Don’t Wanna Be a Player
  4. Good Girls
  5. How Soon
  6. Sanctified Girl (Can’t Fight This Feeling)
  7. All That I Am
  8. No One Else Comes Close
  9. Come Around
  10. U Shoulda Told Me (U Had a Man)
  11. Love Don’t Make No Sense
  12. No One Else Comes Close (Unplugged Version)

1stシングルカットされた「All the Things (Your Man Won’t Do)」は、映画「Don’t Be a Menace to South Central While Drinking Your Juice in the Hood」で使用された曲。映画中のイイところで使われています。Joeの甘すぎず、くどくないSlow jamが沁みます。

1曲目の流れを崩さない、Let’s make a love sceneとJoeが歌う「The Love Scene」、”69 was a very good year if you know what I mean”なんて歌詞には、ちょっと微笑んでしまいますが。

「Don’t Wanna Be a Player」も、もともと映画「Booty Call (1997)」のサントラ曲。ヒップホップ好きにとって、Pig PunisherのBig Punisher / Capital Punishment (1998)に入っている「Still Not a Player」の方が、正直、サウンドとしては心地良いのだけれど、いずれの曲もJoeの柔らかいヴォーカルが引き立つ曲です。オリジナルの方が、スローでムーディ。ムーディだけれども、温かみがあってクリアなJoeのヴォーカルは、レディースに響くよね~。

少しアップテンポな「Sanctified Girl (Can’t Fight This Feeling)」も、アルバムを壊さない。心地よい甘さを残していきます。

コンスタントにアルバムを出しているJoeですが、その中でこのアルバムが一番お気に入りです。次が「Better Days (2001)」かな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました