1995年、性的暴行事件で実刑判決を受けた2Pac。同年、服役中に発売されたのが3枚目のアルバム「ME AGAINST THE WORLD」。
1993年から、彼は性的暴行事件だけじゃなく他の事件でも裁判が続いていて、そんな時期に制作していたアルバムです。
- Intro
- If I Die 2 Nite
- Me Against the World
- So Many Tears
- Temptations
- Young Niggaz
- Heavy in the Game
- Lord Knows
- Dear Mama
- It Ain’t Easy
- Can U Get Away
- Old School
- Fuck the World
- Death Around the Corner
- Outlaw
ちょうど彼が性的暴行や銃所持での裁判中、NYのTimes Square studioで強盗にあって5発も銃弾を受けながら手術3時間後で退院したのが94年の秋。この事件のニュースがこのアルバムのイントロに使われてます。
1stや2ndとは違って、ただハードにライムしてるだけじゃない。俳優業で今後ずっといけたんちゃう?って思うくらい、彼のフロウは何か「演技」というか、訴えかけるものがあるということを、改めて思い知らされるアルバム。リリックの内容が以前より、自分の経験や思いを反映したものだったようだから、自然にそうなったのかもしれない。全体的に完成度が高い。
Isaac Hayesの「Walk on By」やMinnie Ripertonの名曲「Inside My Love」をサンプリング、Puff Johnsonのバックボーカルが切なく2Pacのフロウと合う「Me Against the World」。
「Dear Mama」は彼の母Afeniに捧げた曲であることは有名。Thug LifeやDigital Undergroundが参加している「So Many Tears」は Stevie Wonderの「That Girl」をサンプリング。メロディアスな「Temptations」。
「Dear Mama」の歌詞・和訳(関西弁訳やけども)は↓
私の思い出も沢山詰まってるアルバムの一つ。
今でも聴いてはアメリカの空や延々と続く一本道を思い出すわぁ。
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