PANTHER (1995) 邦題:パンサー

PANTHER 邦題: パンサー (1995)

Director: Mario Van Peebles
Starring: Kadeem Hardison, Bokeem Wood, Joe Don Baker, Courtny B. Vance, Chris Rock, Angela Bassett, Bobby Brown

キング牧師やマルコムXの実際の演説やデモから始まる、Black Panther Party for the self defenceとそのボスであるHuey Newtonの物語。舞台は1967年、公民権運動の盛んだった時代のオークランド。

PANTHER 邦題: パンサー (1995)

ヒューイ・ニュートンとボビー・シールによって結成された黒人民族主義と黒人解放を掲げた政治組織、ブラックパンサー党(Black Panther Party for Self-Defense)の活動を描いた作品。

とにかく60年代~70年代にかけてはBlackにとっては激動の時代だったのは歴史をみればわかるけれど、この映画では、現実の警察による黒人達への虐待とかも見れて、興味深い。

映画でも描かれている警察の暴行は少しオーバーなものかもしれないけども、この映画の冒頭の実際の映像のように、無抵抗な黒人達のデモの群衆に消火用の水をかけまくるってくらい残忍だったのは事実。

そんな状態でキング牧師が提唱した「非暴力」ではもはや立ち向かっていけなかったのは当然かもしれない。でもHueyは「武装」だけじゃなく「知識」もあわせ持った人だったから、白人の様々な迫害に立ち向かい、黒人達の尊敬や信仰を勝ち取っていけたんだろう。

「ignorance(無知)」と「immoral(不道徳)」は、黒人の敵であるだけじゃなく人の敵であると思う。いくらかっこよく銃を構えても、法の前には何も動かすことができない。教養も人を強くする。この映画でもデモの中でみんなが「We Shall Not Be Moved」を歌っている。今の黒人達はこの時代の黒人達にあった何かを失いかけてる人たちが多いような気がするのは私だけだろうか。

サウンドトラックも良い。女性アーティスト達でやっている「Freedom (The Black Bag Mix)」はDallas’ Dirty Half Dozen Mixの方も、パワフルで素敵。女性アーティストがここまで勢ぞろいってのは、なかなかないね。

Power to the People!


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