主人公Ben(ウィル・スミス)は不注意から事故を起こし、最愛の彼女だけでなく他の命まで奪ってしまった。トラウマがそうさせたのか、”redemption”(罪滅ぼし)なのか、彼はある決意を達成するために行動する…
ウィル・スミス主演、2008年公開の「Seven Pounds(邦題: 7つの贈り物)」。主人公の決意と行動をこの映画を見る前に知ってしまうと面白みがなくなるんだけど、ここでちょこっと垣間見れてしまったらごめんなさい。

監督:Gabriele Muccino
脚本:Grant Nieporte
出演:Will Smith, Rosario Dawson, Woody Harrelson, Michael Ealy, Barry Pepper
臓器移植には、私は反対しない。できる術があって延命が可能であるのなら、一つの手段ではあると思う。
だからといって、臓器を提供するために死ぬってのはねぇ。「John Q(邦題:ジョンQ 最後の決断 2002年公開)」でも描かれたけども、どうも受け入れられない。どういう理由であっても。人は命があれば生きるべきで、命があるからこそできること何かを見つけないといけない。特に自殺は一人で死ぬんだろうけど、必ず人を巻き込むから…一人では死ねないのですよ。後を誰に任すの?そこにほうっておいて灰になれるわけじゃないんだから。
プロットは良いとは思うのだけど…。最後、なんだか訳の分からない、入り乱れた感情で涙がでてきた。へんな恐怖感も。ほんと複雑な気持ち。
ちょっとしたことで人は人の命を奪ってしまう。かたや、もう命はないかと思っていたけど、命を落とすことなく生き続けることができる人もいる。人の命を奪って償いの気持ちを持つ人もいれば、簡単に人を殺して、それを繰り返すことができる人もいる。
7つのうちの一つ、「家」はちょっとムリがあるかな。あと、ラブシーン。心臓に疾患あるんだから、プラトニックに描かれているほうがより感情移入出来る気がする。

「2度観たいとは思わないけど、1度観ることができてよかった」って思う映画かな~
監督は「The Pursuit of Happyness(邦題:幸せのちから)」も手掛けたGabriele Muccino。Emily役のロザリオ・ドーソン(Rosario Dawson)は「Men in Black 2(邦題:メン・イン・ブラック2)」のLaura役でもウィル・スミスと共演。ウィル、この映画でも良い味だしてますが、どちらかというと彼には人間の明るい面の良さを演じて欲しいな~。主人公の弟役を「Barbershopシリーズ」や「Their Eyes Were Watching God」等に出演してるマイケル・イーリー(Michael Ealy)が演じてるんですが、ウィルの直々のご指名だったとか?
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