トーナメント史上初の女性アメフトプレーヤーの誕生までを描く実話モノ アイス・キューブが父親役で出演の映画「The Longshots(邦題:奇跡のロングショット)」

The Longshots 邦題:奇跡のロングショット(2008年) MOVIE | 映画
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2008年公開の「The Longshots(邦題:奇跡のロングショット)」は、Pop Warner Footballのトーナメントに初めて女性プレイヤーとして出場したJasmine Plummerが、アメフトを始めたキッカケからプレイヤーとなるまでを描いた、実話を元にした映画です。

11歳の女の子Jasmine(演じるのは「AKEELAH and the BEE(邦題:ドリームズ・カム・トゥルー 2006年公開)」のキキ・パーマー)が、アメフトのクオーターバックに。といっても、女子アメフト選手が登場したということよりも、Jasmineとその才能を見いだすJasmineの叔父であるCurtis(アイス・キューブ)や周りを取り巻く人間関係に焦点が当てられているドラマとなっている。

Jasmineがアメフトの練習を開始するまであたりの描かれ方が、もう少しどうにかならなかったかな。Jasmineとの距離を縮めていこうとするCurtisがアイス・キューブだからか、見てると可愛らしくてこっぱずかしいというか、なんだか笑えてしまう。仕方ない、アイス・キューブだから。笑

The Longshots 邦題:奇跡のロングショット(2008年)

監督:Fred Durst
脚本:Nich Santora
出演:Ice Cube, Keke Palmer, Tasha Smith, Glenn Plummer…

Jasmineがアメフトを好きになったのも、Curtis自身がアメフトを愛している人だからだったんだろうね。その愛があるから、最初はうっとうしがってたJasmineが、おもしろさを感じてきたんだと思う。自分がやってきたことを愛してる人って、自分がそれを続けていく気持ちとは別に、楽しさとか達成感や自分が「やっててよかった」という気持ちを、他の誰かに伝えたくなるもんだと思う。そういう大人がいないと、子供も夢を叶えられなくなるような世の中になってしまうだろう。

そして子供を取り巻く地域の大人達の力も必要。同じ地元で頑張ってる子供達に元気をもらって、そしてその子達のために、自分の出来る限りのことがしたくなる・・・って素敵なことだよね。

Jasmineと父親の関係の描かれ方が、ちょっと物足りないかな。こういう父親を持った子供って、一生複雑な気持ちを持ち続けてしまってたりするのよね。割り切れればいいけど、それまでが大変だろうから。

監督はバンド「Limp Bizkit」のFred Durst。監督が他だったら、もうちょいいい映画になってたかも?なんていう人もいるかも。キキ・パーマーは大きくなりましたね。アンジェラ・バセットみたいに大物になってほしい。

NAOKO
NAOKO

キキ・パーマー主演の「Akeelah and the Bee(邦題:ドリームズ・カム・トゥルー)」も、お子さんと観て欲しい映画!

アイス・キューブってなんでこう、映画の中ではほのぼの魅せてくれるんだろう。ほんとはそういう人なんでしょうか。ラッパーとして「ウェッサイー」ってやってる方がコミカルにみえるようになってきてる…。

(2009年鑑賞)

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