聴けば聴くほど ATCQ の原点を感じる The Love Movement

A Tribe Called Quest / The Love Movement (1998)MUSIC | 音楽
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A Tribe Called Quest の5thアルバムにしてラストアルバム、1998年リリースの「The Love Movement」。これも賛否両論あって、3rdの「Midnight Marauders」のようなオシャレ感や、新しさは少ないかもしれないけれど、彼らの原点に戻ったアルバムかもしれない。

A Tribe Called Quest / The Love Movement (1998)

1. Start It Up
2. Find A Way
3. Da Booty
4. Steppin’ It Up featuring Busta Rhymes & Redman
5. Like It Like That
6. Common Ground (Get It Going On)
7. 4 Moms featuring Spanky
8. His Name Is Mutty Ranks
9. Give Me featuring Noreaga
10. Pad And Pen featuring D-Life
11. Busta’s Lament
12. Hot 4 U
13. Against The World
14. Love
15. Rock Roll Y’all featuring Punchline, Jane Doe, Wordsworth & Mos Def
[bonus tracks]
16. Scenario (Remix) featuring Kid Hood & Leaders of the New School
17. Money Maker
18. Hot Sex
19. Oh My God (Remix)
20. Jazz (We’ve Got) (Re-Recording Radio)
21. One Two Shit featuring Busta Rhymes

当初、このアルバムは1998年5月にリリース予定だったそう。ところが、1998年2月にQ-Tipの住まいでもありレコーディングスタジオでもあった場所が火事に遭い、彼のレコードコレクションだけでなく、ATCQの未発表曲が入ったPCも焼失してしまった。リリースは同年9月に延期され、その1ヶ月前には解散がアナウンスされたという。

シングルカットされた「Find a Way」は、Towa Teiの「Technova」をサンプリングしていて耳に残る曲。「Da Booty」はQ-tipの声がjazzyなリズムと相まって、クセになる。

「His Name Is Mutty Rank」では、Phifeのラガマフィン・スタイルが楽しい。「Against The World」は2Pacの「Me Against The World」とは全く違う、キュートな曲です。毎度おなじみ、Busta Rhymesがアルバムのここそこで聴こえてきます。

ボーナス・トラックが7曲もついていて、お得感もある。

このアルバムの制作中にはQ-TipとPhifeの関係性が悪化していたようだけれど、「LOVE」がテーマのこのアルバムはそれを感じさせない、聴けば聴くほどまた手に取りたいアルバムになっています。

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