A Tribe Called Quest の5thアルバムにしてラストアルバム、1998年リリースの「The Love Movement」。
このアルバムは極端に賛否両論あるようで…3枚目アルバムの「Midnight Marauders」のようなオシャレ感や、新しさは少ないかもしれないけれど、彼らが原点に戻ったかも~と感じるアルバムかもしれない。
3枚目アルバム「Midnight Marauders」は、いつ聴いても自分があの頃に戻っていく気分になる。
- Start It Up
- Find A Way
- Da Booty
- Steppin’ It Up featuring Busta Rhymes & Redman
- Like It Like That
- Common Ground (Get It Going On)
- 4 Moms featuring Spanky
- His Name Is Mutty Ranks
- Give Me featuring Noreaga
- Pad And Pen featuring D-Life
- Busta’s Lament
- Hot 4 U
- Against The World
- Love
- Rock Roll Y’all featuring Punchline, Jane Doe, Wordsworth & Mos Def
[以下、ボーナス・トラック]
- Scenario (Remix) featuring Kid Hood & Leaders of the New School
- Money Maker
- Hot Sex
- Oh My God (Remix)
- Jazz (We’ve Got) (Re-Recording Radio)
- One Two Shit featuring Busta Rhymes
当初、このアルバムは1998年5月にリリース予定だったそう。ところが、1998年2月にQ-Tipの住まいでもありレコーディングスタジオでもあった場所が火事に遭い、彼のレコードコレクションだけでなく、ATCQの未発表曲が入ったPCも焼失してしまった。リリースは同年9月に延期され、その1ヶ月前には解散がアナウンスされたという。
シングルカットされた「Find a Way」は、Towa Teiの「Technova」をサンプリングしていて耳に残る曲。「Da Booty」はQ-tipの声がjazzyなリズムと相まって、クセになる。
「His Name Is Mutty Rank」では、Phifeのラガマフィン・スタイルが楽しい。「Against The World」は2Pacの「Me Against The World」とは全く違う、キュートな曲です。毎度おなじみ、Busta Rhymesがアルバムのここそこで聴こえてきます。
ボーナス・トラックが7曲もついていて、お得感もある。
このアルバムの制作中にはQ-TipとPhifeの関係性が悪化していたようだけれど、「LOVE」がテーマのこのアルバムはそれを感じさせない、聴けば聴くほどまた手に取りたいアルバムになっています。
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