2008年公開、マーティン・ローレンス主演の「Welcome Home, Roscoe Jenkins(邦題:ミート・ザ・ジェンキンズ)」。家族の絆って大切よね…と感じさせてくれる心温まるコメディ映画。

監督:Malcolm D. Lee
出演:Martin Lawrence, Joy Bryant, Cedric the Entertainer, James Earl Jones, Nicole Ari Parker, Mike Epps, Mo’Nique…
子供の頃は気弱な少年だった主人公のRJ(マーティン・ローレンス)は、現在、人気TV司会者に成り上がり。忙しい中、前妻との子や新しい婚約者(ジョイ・ブライアント)にも恵まれ、それなりに幸せに過ごしてた。ただ、故郷の、特に父親には、いまだに引け目を感じていて…。
そんな彼の両親が結婚50周年を迎え、故郷ではみんな集まって記念パーティを開くという。で、久しぶり、子供と婚約者を連れて里帰りをすることに。久しぶりに会って、都会に行って成功して胸張って帰れる自分なはずなんだけれど、両親やきょうだい、里の人間達にはま~ったくやることなすこと、空振り。
家族、親戚、初恋の人やらを巻き込んだドタバタが繰り返される中、婚約者の本性が少しずつ見えてくる… そしてやっと我に返る。
たとえ血が繋がっていても、結婚して「血」の筋ではない人が入ってくると、事がややこしくなることもある。当人達はそれでよくとも、なかなかそれを突き通して生きていくことは難しいもの。
時に家族の助けが必要だと感じることは起こるわけで…特にいい大人になってくれば余計にそう感じる。恋してる、愛してるだけの時には自分達の世界で十分に感じて、周りが見えないけれど。共に生活していくとなると、お互いの周囲の人々や環境と接することも多くなって、少なくとも二人の価値観や許容範囲を共有できる相手やないと、ずっと一緒に生きていくのは辛くなるやろう。
でも決してネガティブに考えないで。価値観が違う人とは、一生付き合ってらんない!と思う時がくる可能性があるってだけで、それさえ分かっていたら、結婚するのにわざわざ価値観や許容範囲が理解できない相手を選ぶことはしないでしょ。
とくに見栄を張りたいならば、それなりの人と結婚しないと。反対に見栄なんてバカらしい!って思うならば、飾り立てた人間はだんだん飽きてくるもんだし。それが人目でわかるといいんだけど、それがなかなか難しいことだったりする。
馬鹿笑いするコメディではないけど、家族で観るにはいいかも。マーティン・ローレンスとセドリック・ジ・エンターティナー(昔の恋敵役)の「きっとこれはアドリブだ」的な掛け合いがおもろい。
Joy Bryant、スキだわぁ。この映画ではイヤな役だけど、ほんと上手くイヤな感じだしてる!「Bobby」などにもでてます。

他にJoy Bryantの出演映画といえば…




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