Diamond / HATRED, PASSIONS AND INFIDELITY (1997)

Diamond D / HATRED, PASSIONS AND INFIDELITY (1997)

Diamond Dの2ndアルバム。
90年代のNYヒップホップ・サウンドも、この頃くらいで終息してきたのかも。アルバム全体は暗い印象だけれども、はっきりリズムを刻む音だから自然にカラダが揺れる・・・んでしょうか。私が音をとらえる感覚ってそんな表現でしかできないんだけれど、私自身こういった音が好きなのでしょう。

Diamond / HATRED, PASSIONS AND INFIDELITY (1997)

01. Intro featuring Kid Capri
02. Flowin’ featuring John Dough
03. MC Iz My Ambition featuring Don Barron
04. No Wonduh (The Projects)
05. The Hiatus
06. J.D.’s Revenge featuring Gina Thompson and John Dough
07. Painz & Strife featuring Pete Rock and Phife
08. Can’t Keep My Grands to Myself featuring Mark-Lo and Paradise
09. 5 Fingas of Death featuring Fat Joe, Big L, Lord Finesse, A.G.
10. This One
11. Never featuring Sadat X and K. Terroribul
12. Cream N Sunshine featuring Veronica
13. Gather Round
14. K.T. featuring K. Terorribul
15. On Stage featuring K. Terroribul and John Dough
16. Epilogue

1996年2月にリリースされたFugeesのアルバム「The Score」で、彼はタイトル曲の「The Score」をプロデュースして評価されたけれど、彼の中ではThe Scoreのプロジェクトはあまり語りたくないものなんだとか。彼自身、デビュー・アルバム「Stunts, Blunts, and Hip Hop」のリリース以降は、hiphopシーンの変化や人々の音楽の志向の変化に戸惑っていたようで、1stアルバムのように気軽に楽しんで制作できなかったよう。内容も、前作よりシリアスで暗い印象になっているのもそのせいかも。
>> Unkut.com “Diamond D – The Unkut Interview” (2014/02/12)

さて、このアルバムですが、シングルカットもされた「J.D.’s Revenge」ではGina Thompsonの歌声がメロディアスで、曲の雰囲気を作っています。「Painz & Strife」はPete RockとATCQのPhifeをフューチャーした、Phifeっぽい曲ですね。

「5 Fingas of Death」は同じプロジェクト(団地)に住んでいたというFat Joeや、Lord Finesse、AG、今は亡きBig Lとコラボしているという贅沢な曲。

その他の曲ではBusta、Sadat Xや、女性シンガーのVeronicaなどの名前が。

殆ど全曲、自身でプロデュースしているこのアルバム。私にとっては、一生聴けるアルバムです。「怒りの背信」という邦題がわざわざついているのは、何故なんでしょう?




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