1520年代頃から、アフリカで生け捕られたり買い取られたりして南北アメリカに送られてきた奴隷たち。1776年にアメリカ合衆国が誕生し、1808年に奴隷輸入禁止法が施行されても、南北戦争勃発前まではアメリカはアフリカから奴隷を輸入していた。

アメリカ合衆国誕生から南北戦争前後の様子については↓
誰彼構わずに送られては働かされた…と思いがちやけど実際はそうではなくて、労働力になると判断された奴隷だけが、奴隷船に乗せられて送られたそうな。
身体検査のようなものがあって、いわゆる「良品」じゃないと「輸送」しない。しかもすぐ船に乗るわけではなく、奴隷船が来るまで、奴隷ばかり集められた小屋で待たなければならない。こういった様子は、ジャイモン・フンスーやモーガン・フリーマンが出演してる映画「Amistad(邦題:アミスタッド 1997年公開)」でも描かれている(アミスタッド号がアメリカについたのは19世紀のこと)。

アミスタッド号事件では、黒人奴隷達が航海中に船の乗っ取りに成功。アメリカに到着したあとに逮捕されるんやけど、裁判の末に乗船していたアフリカ人たちは母国に帰ることができたんやって

わずか5m四方の部屋に250人の女性が詰め込まれた…なんて言われている。動く場所もないから、炎天下の中、密閉された部屋で座ってじっとしてるしかない。風呂もはいるわけちゃうし、その非衛生ぶりったら今じゃ考えられないだろう。もちろん、船上で病気になり、死んでいく人も沢山。亡くなった遺体は大西洋に捨てられた。
しかし、それは奴隷だけじゃなく白人の船員達も同様で、乗船する全員が命がけだったことも事実。
「すし詰め」状態とはいえ、奴隷もお金をかけて仕入れた「商品」。過酷さはあれど、息抜きのために踊る時間を設けられたり、自殺防止のための対策などもされていたそう。とはいえ、自殺したいくらいに「過酷」なことに変わりはないんやけどね。

アレックス・ヘイリー(Alex Haley)作で1977年にTVドラマにもなった「Roots(邦題:ルーツ)」も観てくれ。同時期、テレビ朝日でも公開されてたんやってな
アメリカに着いた最後の奴隷船は、1860年に到着した「クロティルダ号(Clotilda)」といわれている。密輸船だったため、アメリカ到着後に燃やされ沈められたそう。また、この船で到着したアフリカ人達は、アラバマ州モービルに「アフリカタウン」を作って生活してたんやって。



よかったら、アメリカに最初の黒人奴隷が到着したころのこともみてや

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