私の英語力を鍛えてくれたビリー・ジョエルと先生

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※当記事は以前のウェブサイトで2006年11月9日に投稿したものです。

もうすぐ日本にくるのよ。ライブには行けないんだけれど。
行けないけど、ソフトな興奮に包まれてるあたし。(どんなんや?) なんせ中学生んときからずっと聴いてるし、今までのあたしが送ってきた人生の中で、彼の歌の存在は大きい。

Billy Joel

特に言葉って、同じ事を伝えるにもいくつもの表現が可能で、その人の取り巻く文化や環境によって違ったりするものだ・・・っていうことに気付かせてくれたのはビリーかも。・・・といっても、それを導き出してくれたのは中学3年の時の英語の先生のおかげやけど・・・どんな風に導いてくれたかは、以前書いたから端折るけど。

彼の歌があたしの中学の時の英語の教科書やった・・・言葉の教科書といってもいいかも?受験に役立つわけでもないし、それでいい点とれるわけでもないけどさ。ただ訳すだけやない。どう訳すかがテーマ。英語の文章をそのまま訳しても、日本人の心や感覚とはちょっと違った表現もあるわけで・・・そんなことを試行錯誤しながら、ぴったりとはまる文章を考えるのが楽しかった。Billyの曲はそんなにslangがあるわけでもないし、なにせ表現が豊かで単語数も多い(と思う)。完了形とか仮定法もBillyの歌で覚えたよな。”euphoria”とかいう単語もBillyの曲で覚えた単語。

中学のときに「Goodnight Saigon」や「Allentown」なんてちょっと社会的な曲が聴けたのも、視野を広げるにはいい機会やったんかもね。ま、当時はそんなことは考えてへんけどさ。アルバム、「The Stranger」に入ってる、「Scenes From An Italian Restaurant」は、中3のあたしでも、聴いてるだけで「映画観てるみたい~」なんて感動したもんだわ。

もうあたしの脳みそが枯れてきてるので、英語力は悲しいくらい落ちたけど(もともと単語力なかったけどさ)、「単語わからんかったら、違う表現して伝えてみたらええやん」って思えたり、独特の表現を相手がしても、「?わからん?」って思うと同時に「あ、もしかしてこれのことかいな?」なんてくるくる頭を回すのが楽しかったりできるのも、Billyの曲にあの頃に出会えてたおかげかも。

彼の曲を聴くといまだに初心に戻れる。あの頃のピュアな気持ちも、奥の方から戻ってくる。14歳のあたしに戻るような感じ? 久々にBillyが来るってだけで、ライブ行かなくとも、なんだかワクワクしてるわけですわ。子供の頃って、小さなことに対してでもワクワクできたやん? その感情までもよみがえるっていうか。

何年前よ? 1980年代後半のことだもんね?
あかん、現実にすぐ戻ってまうなぁ、こんなこと考えると。笑

ま、こんな風にソフトに興奮しております。

Piano Man by Billy Joel

日本語意訳: NAOKO

Its a pretty good crowd for a Saturday
And the manager gives me a smile
cause he knows that its me they’ve been comin to see
To forget about life for a while

And the piano, it sounds like a carnival
And the microphone smells like a beer
And they sit at the bar and put bread in my jar
And say, man, what are you doin here?

Oh, la la la, de de da
La la, de de da da da

土曜日にしては今日は結構な入り
マネジャーが俺にニコッと合図する
そうさみんなは俺を見に来てくれてるんだからね
少しの時間、ありきたりな毎日から離れるために

ピアノはまるでカーニバルのように弾(はじ)かれ
マイクにはビールのかおりがまとわりついてる
みんなはカウンターにきて、俺にチップをくれながら
「おい、あんた、こんなところで何やってんだ?」なんて言うんだ

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