バリ島(スミニャック)

日本の宗教 在りかたを考えさせられる – 旧統一教会だけが問題なのかしらね

曹洞宗なら50万円ほど、浄土真宗で18万円となります。

宗教の信仰や菩提寺もない私と弟が「宗教とは何ぞや」と真剣に考えたのは、おそらく父の葬儀の時に葬儀屋さんからお寺さんへのお布施(初七日・戒名込み)の金額を聞いた時かもしれない。いや、漠然とは知っていたけれど、恥ずかしながら目の当たりにしてはじめて実感した。

両親とも他県の田舎出身できょうだいも多かった(父7人きょうだい、ママ8人きょうだい)ので、お葬式自体は沢山経験している。それに生前から父と(特にママの認知症が悪化してから)自分達の葬儀や、墓や仏壇をどうしたいかなど希望は聞いていたし、父自身で互助会に入会して、会員権の保管場所や契約内容、連絡先などを教えてくれていた。

「実家(の菩提寺)は曹洞宗やから、俺もそうしたい。でも、四天王寺の一心寺に納骨してくれたらええわ。」と言っていた。ちなみに一心寺は浄土宗。納骨されたみんなの遺骨で仏様を造立する「お骨佛の寺」。

「葬式だけは、恥ずかしくない程度にやってほしいわ」と言ってた父・・・父の最期の晴れ舞台、団地のみんなにカッコが付く程度にはしたかったんだろう(一応、団地の会長やら取りまとめ役やってたから)。

父の遺志も理解していたし、きょうだいとも価値観や両親に対する思いに大差ないこともあって、父が亡くなってから葬儀・初七日までスムーズに事は運んでいった。

ただ、唯一私と弟共々息をのんだのが、この葬儀屋さんのお布施についての案内だった。

  • 最期のことやし、曹洞宗であげてあげたほうが、本人は嬉しいんかな・・・。
  • いや、曹洞宗のお布施は出ない金額とはいえ、一心寺で永代供養にするのは決めてるし、もう曹洞宗のお寺さんにお世話になることないもんなぁ。
  • 1日2~3時間ちょいの拘束時間に、お経と戒名(法名)が付くとはいえ、少なくとも18万円か。

出せないほどの金額ではないけれど、お坊さんのおつとめには「お気持ち」ではなく「料金」として設定されているのが現実。おそらく、たいていが別料金で、式の直前に支払うことになってると思う。。

昔や田舎のように、そのお寺さんに何か今後お世話になったり宗教の教えで救われるのであれば、お布施でも費用でも意味があるし喜んで差し出すだろう。けれど、父や私達には、宗教的信条もなければ、お寺さんと今後縁があることもない。それこそ、もうそこには「宗教」の意味すらなく、霊感商法より酷なものになっていないか?とすら思えた。そしてその金額差、お坊さんの地位と名誉にお金払ってるのか?

まぁ、最高のお見送りリサイタル(この際、rapでもいいよ)をお願いする・・・って考えたら、サンプルを聞いてこちらがお坊さんを指名できてもいいような・・・。すごくいい声とリズムのお経を聞いて「すごい!」と感銘を受けたこともあるし、「上手いお経」や「入ってくるお経」ってあるんや~って感じてたもん。

いったん葬儀をすることになると、何を決めるのにも時間がない。
私と弟は気にかかることだけを尋ねて、最終的に低コストの浄土真宗で手配をお願いすることにした。心の中で、父に「ごめんよ、どうしても納得がいかないんだ・・・」と言いながら。

今、安倍元総理襲撃の実行犯と関連して、メディアを賑わせている旧統一教会。
やり口が巧妙で、お布施や壺やらがけたたましい金額であることがよろしくなく、それで宗教2世が苦労していることは問題だとは思う。お金ある家庭を狙って、心に隙あるところを上手く突いてるんだろう。政治家が入信していることが悪いともいえない。メディアは何をもって「旧統一教会」

公明党は創価学会信者でもってるようなもんだし、もともと政治と宗教の繋がりが濃い時代もあったんだから、古い歴史のある宗教ならなおさら何かあるかもしれない。ハッキリいって旧統一教会に限らないんじゃないの?って思ってる。ただ、韓国へ資金流出や政治的情報漏洩などがあるとするなら、それはきっちり精査すべきだと思う。

とりあえず、宗教について記されている日本国憲法の条文を:

日本国憲法
第3章 国民の権利及び義務
第20条 信教の自由
第1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、 又は政治上の権力を行使してはならない。
第2項 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
第3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

おそらく、この憲法の条文を知らないでメディアに煽られている人も多いだろう。まぁ、どう解釈するかで意見も分かれること必至だろうけど。

もうメディアも野党も、今までの自民党との繋がりをほじくり返すのはいいから、これから将来的にどうしていくか建設的な議論をしてほしいよ。カルト法制定するならするで色々定義づけしなきゃならないし、明日できるものでもないでしょうに。宗教2世の問題も、これだけ注目を浴びたのなら解決の道は増えるでしょう。

昔はお寺の役割ってあったと思う。今の日本のお寺自身が、その役割を見直す時が来ているんじゃないだろうか。我々しがない平民にとったら、お葬式のみのお布施として有無を言わさず50万円も要求されるのは、旧統一教会から1,000万円要求されるのと変わらないような気がするのだけれど。親は檀家さんとなってお世話を受けてたかもしれないけど、その子供達はそうでないこともあるだろう。

私と夫は子供もいないので、直葬でいい。
散骨でもなんでも、手軽で後がない方法でお願いしたい。旅行中に二人一緒に・・・て可能性もあるから、一応、弟には伝えておいてその費用は預けておこうと思ってる。

父の葬儀が終わり、参列者がまだ沢山そこに残っていて親族も皆まだ着席しているのに、お坊さんはおつとめが終わるやいなや、

「四十九日の法要の件なんですが・・・」

だもん。びっくり!
しかも、お経もあんまり上手くなかった・・・父、ごめん!

最後に、写真はまったくお題とは関係ないけれど、バリ島のスミニャックの海岸。
夕日が足跡照らしてるとこ撮れてたの、最近気づいた。
写っている人間は、おなか、もとい夫です。
バリ島(スミニャック)


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