アラバマ州 バス・ボイコット 事件(1955-1956)

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Rosa Parks事件が引き金と発展したモントゴメリーの バス・ボイコット 。

Rosa Parks事件の後、同じAlabama州のMontgomeryでは、どうにかして抗議しようという声が高まっていた。それで浮かんだ策が「bus boycott」・・・Montgomeryでのバスの利用者の60%が黒人だったということから思いついたこのボイコット、若き日のMartin Luther King、Rosa Parks含め立ち上がった。バスを使わないとなると、他の交通手段を考えなきゃいけない。電車も通ってない環境で、車のない家庭も多いからだ。そこで車所有者が車を提供し、乗り場を決めてみんなで乗り合い助け合うといった方法で、交通手段を作った。

もちろん全てが上手くいくわけがない。ボイコット指導者達の家にダイナマイトがしかけられたり、 交通法規違反って名目で逮捕されたり・・・皆が「大丈夫だろうか」と思いながらのボイコットだっただろう。

結局、バス利用者の黒人90%が賛同したんで大成功!
このboycottは1956年に最高裁で「交通機関の人種差別は違法」と判決がでるまで1年間続けられたそう。このMontgomeryでのboycottの前にも似たようなことが他の地方であったようだけど、こんなに長く続いて、しかも影響を与えることができたのはこれが最初だったようだ。

アメリカでは昔から州に自治権があったので、北部と南部では黒人に対する差別の度合いが違うのはもちろん、余程のことがないと州の法規を変えたりするのは難しかった。でもそれに立ち向かおうと、この頃からさらなるCivil Right Movement(公民権運動)の高まりが黒人達の中に芽生えていった。

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