ドウェイン・ジョンソン主演、少年院アメフト・チームの実話を元にした映画「Gridiron Gang (邦題:ギャングスターズ 明日へのタッチダウン)」

Gridiron Gang(2006)邦題:ギャングスターズ 明日へのタッチダウン MOVIE | 映画
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キルパトリック(Kilpatrick)少年院での実話を元に制作された、2006年公開の映画「Gridiron Gang (邦題:ギャングスターズ 明日へのタッチダウン)」。

gridiron = a football field。少年院でアメリカンフットボールチームを作って、少年達を更正させようと取り組む監督Sean(ドウェイン・ジョンソン)とそのチームの話。

Gridiron Gang 邦題:ギャングスターズ 明日へのタッチダウン(2006)

監督:Phil Joanou
出演:Dwayne Johnson, Xzibit, Trever O’Brien, Setu Taase, Jurenee Smollett

”4年後の21歳には、おまえ、何してる? …YOU’RE GONNA BE DEAD.”

…その通りになるような環境の中、少年院に入っていく少年は少なくない。何かに打ち込もうと思ってもその「何か」を探す機会もない。

主演Seanを演じるのは、あの ザ・ロック aka ドウェイン・ジョンソン。彼のサポートをするMalcolm役にラッパーのイグジビット。この二人がなかなか役にはまっている。Seanは熱血漢で、Malcolmはちょっと一歩下がってサポート役に徹する・・・実在の監督達もそうだったんだろう。

子供って、周りの環境に流されて育っていく確率って高いと思うのね。いくら厳格な親を持っていても、特に学校に通い出すと、24/7親と一緒にいることもなく、大半の時間を学校で友人と過ごすことになる。真面目に勉強してもバカにされるし、何かに打ち込む環境もない…となると、なぜか悪さをしたくなるってのが子供。悪さをしてれば仲間から一目置かれて、自分が「強いんだ」と感じることができる。彼らなりのやりがいや生き甲斐ではあるのだけれど、そのために人のモノや命を奪っていいわけはない。その悪循環を止められる大人がどこかで、「やめろ、今やっていることはオマエのためになるもんじゃない」と力ずくでも教えてあげないと、状況を変えていくことってできないだろう。

「聖書」の言葉を引用してある高校の監督を口説いて対戦相手を見つけることができる場面があるんだけど、共通なものの核心を共有し、真剣さを伝えることができると、理解してもらえる・・・ということって良くあることだと思う。熱意や技術さえあれば上手くやっていける…っていう世界なんてほとんど無くて、上手くネゴシエーションできたり、一歩引いて別の方向からコミュニケーションしてみたり…って機転を利かせないとある程度以上のことってやっていけないのかもね。プロの選手にエージェントが必要になるのも、納得できるよね。

人間ってその人なりに役割があって、それを感じて行動出来る人間が上手くコラボレーションできれば、大きな夢やあきらめかけてた目標が実現できたりするものなんだと思う。「俺はこの夢を叶えてやる!」と思う人間と「俺があいつらの夢を実現させてやる!」と動ける人間がいてこそ、みんなやりたいことがやれてるんじゃないかな。でも…「俺があいつらの夢を実現させてやる」っていうのって、自分の夢を叶えるよりむずかしいことなんよねぇ。でもそのむずかしいことに進んでチャレンジしていける人間がいないと、不可能だと思い込んでるだけのことを可能に出来ないだろう。

Give it a try.

NAOKO
NAOKO

実話と映画の比較をチェックしてみるのも、おもしろいよね!Chasingthefrog.comのページも、読んでみてくださいませ。

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