Spike Lee監督の映画「HE GOT GAME(邦題:ラスト・ゲーム 1998年公開)」のサウンドトラックとしてリリースされた、Public Enemyの6thアルバム「He Got Game Soundtrack」。前作から4年を経て亀裂していたProfessor GriffとThe Bomb Squadも戻って、PEらしいサウンドとリリックが聴ける。
映画のレビューはこちらから↓

- Resurrection featuring Masta Killa
- He Got Game featuring Stephen Stills
- Unstoppable featuring KRS-One
- Shake Your Booty
- Is Your God a Dog
- House of the Rising Son
- Revelation 33 1/3 Revolutions
- Game Face featuring Smoothe da Hustler
- Politics of the Sneaker Pimps
- What You Need Is Jesus
- Super Agent
- Go Cat Go
- Sudden Death (Interlude)
映画のエンドロールで流れる、映画と同タイトルの曲「He Got Game」。このアルバムで唯一シングルカットされました。Buffalo Springfieldが1960年代半ばにリリースした「For What It’s Worth (Stop, Hey What’s That Sound)」が使われています。ヴォーカルのStephen Stillsのパートが60s年代醸し出しながらも、Flavor Flavのラップで新鮮に聞こえます。Stephen Stillsのパートは、実際に今回の曲のために彼がギターを弾き歌っているそうな (Rollingstones.com – Stephen Stills Teams Up With Public Enemy For ‘He Got Game’)。
「Unstoppable」ではKRS-Oneと。
People’s Choiceの「Do It Any Way You Wanna」をベースにFlavor Flavのフロウが冴える「Shake Your Booty」。スピード感あっていいですね。
「Is Your God a Dog」はパワフルなChuck Dと独特なFlavor Flavのフロウの掛け合いが渋い。
女性コーラスがエモーショナルな「What You Need Is Jesus」もかっこいい。
この頃には既に、ヒップホップがより大衆的なジャンルになって、コンシャスなリリックより煌びやかな流行りものを歌うものが好まれるようになりましたね。時代は流れて、誰もがインターネットで自分をアピールできるようになった時代だもん。仕方ないわね。
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