知的障害を持ちながらも偏見と闘い、周囲の愛を感じながら、「走ること」と連れ添って今を生きる黒人女性、Loretta Claiborne。今でもSpecial Orympicで活躍しているみたい。 彼女の歩んできた道をフィクションを交えながら、テンポよく描いてる2000年放送のTV映画、「The Loretta Claiborne Story」。
「Set It Off (邦題:セット・イット・オフ 1996年公開)」や「JOHN Q(邦題:ジョンQ 最後の決断)」などのキンバリー・エリースがLoretta Claiborneを好演してます。
監督:Lee Grant
原作:Grace McKeaney
出演:Kimberly Elise, Tina Lifford, Nicole Ari Parker, Damon Gupton, Camryn Manheim…
音楽:Stanlay Clarke (Boyz n da hood, Poetic Justice, Panther, Romeo Must Die…)
オープニングは1996年のESPY Awardの授与式。彼女は偉大な黒人テニスプレイヤーのArthur Asheの賞を受賞(Arthur Asheは世界最大といわれるテニススタジアムの名前で知ってる人もいるかも?)。プレゼンターはデンゼル・ワシントン。ちなみに1997年の受賞者はモハメド・アリ。
知的障害を持つ人達への接し方…難しいよね。対等に付き合いたくても、やっぱり接し方が子どもに対しての接し方のようになってまうやろう。「これって差別なんやろか?」正直、あたしはそう思う。だからといって、普通どおりに喋ったところで、コミュニケーションがなりたたないかもしれない。ほんま難しい。
ただ、そこでマイナスなイメージで彼らとコミュニケーションをとらなければ、彼らもわかってくれると思う。「違い」は確かにある。そやけど、それを理解しあえれば、きっと意思疎通できるし、上手くやっていけるはずやと思うねん。
“When I was little, I was afraid thunder and lightening. But the worse sound was a cruel word from someone’s mouth.” -映画のLorettaのセリフより(聞き落としあったらすんません!)
彼らは聞いてる。聞こえてる。感じてると思うよ、人の目を。 電車やどこかで彼らが大声で叫んでたりしたら、イヤな顔、してたりしませんか~? その目を、彼らは感じてるはず。 人種差別と同じで、「違い」をわかりながら、相手を理解しようとすることは、必要やねん。そうやって、どういう人とも接しないと。
Lorettaは偏見をもたれたりしながらも、身近な人には恵まれてたかもしれない。特にmamaとJanet(ほんまもんはJanetなのかどうかは知らないが)。mamaが小さいときから、「自分ですること」をLorettaに教えてたことは、彼女の一生にとって、すごく大切なコトやと思う。甘やかして育てていたらうまくいっていないと思う。今の子ども、健常者であっても、ひどく甘やかして叱れない親が多いって聞く。街やあたしの住んでるマンションでもそう。ダメなことはダメって教えんといかんし、自分でできることは自分でさせないと、強いコが育てへん。そうするには親(大人)自身、自分にも厳しくないといけない。「なぁなぁ」な世の中はあかんで!「なぁなぁ」と「自由」はちゃうねんで!…ってあれま、映画とはまったく関係ない力説になってますな!(笑)
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