1989年発売、ジェーン・チャイルドのデビュー・アルバム「Jane Child」 彼女の存在は高校生の私に強さを与えた

Jane Child - 高校生の私に強さを与えた彼女の存在とアルバム MUSIC | 音楽
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1989年といえば、私が高校2年生。
その年にリリースされたこの「Jane Child」、トロント生まれのカナダ人シンガーソングライターであるジェーン・チャイルド(Jane Child)のデビューアルバム。このアルバムは、ソングライティングはもちろんのこと、コーラス含めたヴォーカルやほとんどの楽器を彼女自身でプレイしている。

当時はまだインターネットが無い時代。貴重な洋楽の情報源の一つだったのは、土曜の夜のTV番組、「MTV TOP20 Countdown」。その番組で流れてきた「Don’t Wanna Fall in Love」のPVは印象的で、今でもその感覚を覚えてる作品のひとつ。

PVでNYをひとり駆け抜けるJaneの姿は解き放たれた鳥のよう。
地面までとどくくらい長いブレイズに、トップはモヒカン的にツンツンに立たせて、鼻ピアスからチェーンが耳まで届いてて。

Jane Child - 高校生の私に強さを与えた彼女の存在とアルバム
  1. Welcome to the Real World
  2. I Got News for You
  3. Don’t Let It Get to You
  4. Don’t Wanna Fall in Love
  5. You’re My Religion Now
  6. Hey Mr. Jones
  7. Biology
  8. DS 21
  9. World Lullabye
  10. Thank You

その奇抜さやファッションに惹かれたというよりも、自分なりの姿でスキなことに打ち込んで、ひとりであることなんてお構いなしに楽しんでいるような様子が、私には「強さ」に映って印象に残ったんだよね。当時流行ってたシンセサイザーがまた都会的で。

当時、高校生だった私は、部活(結局キャプテンもしたし)もしてバイトもして、休みの日に友達と遊びに行くっていう時間はなかった。お小遣い制度は、中学生で終わりにした。予備校や塾なんて通えないんだけれど、高校1年の頃から行きたい大学はほぼ決まっていた。早くそこに行って推薦留学で1年間アメリカで大学生活をしたかった。

クラス、部活、バイト(掛け持ちしてたし)などでそれなりに友達は作れたけれど、私は一人の時間が好きだった。親が共働きでなかったら、息苦しい思いしてただろうね。

音楽好きで、お金ないからレンタルしてカセットにダビングしまくっていて、家の机周りは本よりカセットテープだらけ。歌詞カードみて歌うのも好きだった。洋楽なら英語を日本語訳にしたり。絵は鉛筆で色々書いてたっけ。一人で好きなことに没頭できる時間が幸せだった。

世間では「一生の友達」とか「友達いないとダメ人間」な風潮あるけど、ほんと気にすることないよね。仲間といるとき、部活もバイトもそれなりに楽しめ。周りに(先生などの大人を含めて)いい人が多かったんだと思うけれど、その時そこにいる仲間と楽しめてたらいいんだと思う。時には苦しめられることがあるかもしれないけれど、恐れてはいけない。恐れずに自分を表現していたら、割と仲間も適度な距離で接してくれるはず。

やりたいことがあるなら、まぁあんまりそんなこと考えてる暇もないからね。今考えるとこの頃から20歳頃までの私が最強だったかも。笑

疾走感があるJaneの「Don’t Wanna Fall in Love」のサウンドと、彼女の姿が、強くてたくましい、自分を等身大で楽しめる人間でいようと高校生の私に思わせてくれました。

子供は大人が思うより、割と小さい時から雰囲気なんかで何かを感じ取る力が強くて、自分で取捨選択して解決しようとできるものです。親を残念がらせないようにしようと努めたりします。反対に反抗する子もいるだろうけど、親子の距離は、友達との距離と違って当たり前と思える親のほうが、子供は助かるだろうな。時々、今の学生たちって、自ら型にはまっていそうで可哀そうに思う・・・。

Must be something you can do
To distinguish you from you

なんて歌う「Don’t Let It Get To You」や「Welcome to the Real World」のほうが、楽曲としては「Don’t Wanna Fall in Love」よりも当時の私に合ってたかな。

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