キューバ・グッディング Jr. 演じる知的障害を持つ主人公の姿が胸を打つ、実話を元にした映画「Radio(邦題:僕はラジオ)」

Radio 邦題:僕はラジオ (2003) MOVIE | 映画
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2003年公開、1970年代サウスカロライナでの実話をベースにした物語「Radio (邦題:僕はラジオ)」。Cuba Gooding Jr.が知的障害を持つ青年「ラジオ」を全身で演じている。

Radio 邦題:僕はラジオ (2003)

監督:Michael Tollin
出演:Cuba Gooding Jr., Ed Harris, Alfre Woodard, Debra Winger, S. Epatha Merkerson

ハナ高校(T.L. Hanna High School)アメフト監督のハロルド・ジョーンズ(Ed Harris)が、なぜそれほどまでにラジオに愛情をもって接するのか・・・映画の後半、自らの経験を娘に話すシーンで明らかになるんだけど、こういった「ドラマ」含みのストーリーって大げさに描かれることが多い。でも、この映画はなんだか自然に感じた。というのも、きっとこの映画に登場する監督とラジオをとりまく人々が、もともと人間味に溢れてる人達だったからだろう。

ジョーンズ監督が熱い人間だっただけでなく、あまり気負わずにいつもラジオに寄りそう母親や、間違ってしまっても素直にやり直せる人間(警察や校長、ラジオを貶めたジョニーや町の人々など)が町にいたこともラジオにとって良かったことだったと思う。

ラジオが天真爛漫にみんなの温かさに応えていくことで、また周りがラジオに対して温かく接する循環が生まれてる。

バーバーショップが社交場ってのは、アメリカの片田舎での「文化」なんだろうな。日本でいう昔の銭湯かな。1973年生まれで団地住まいだった私、その頃の団地にはお風呂がなくて(一番近い銭湯が潰れたあと、父親がベランダにお風呂作ったけどね)近所に銭湯がいくつかあって。子供は脱衣所でワイワイ、大人は大人の話して…っていう。いい時代だよね。

エンドロールで、実物のラジオ、James Kennedy氏が登場する。きっと大変なことも多かっただろうけど、屈託のない笑顔を見せる彼。キューバが適役だ!と、あらためて感じた。2019年に73歳で他界したそう。

キューバの熱演はもちろんのこと、「Crooklyn」などにも出演しているAlfre Woodardの校長先生役がハマってる。

お気に入りの映画の一つ。

NAOKO
NAOKO

「Crooklyn」も60年代後半を舞台にしたかわいい映画だよね!

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