The Pharcydeのセカンド・アルバム「LABCABINCALIFORNIA」は、メロウな曲調でテーマも少しシリアス…でも彼らのカラフルなフローは健在!

the Pharsyde / LABCABINCALIFORNIA (1995) MUSIC | 音楽
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The Pharcydeのセカンド・アルバム、1995年リリースの「LABCABINCALIFORNIA」。

元気が漲っていて弾けていた1992年リリースのデビュー・アルバム「BIZARRE RIDE 2」よりも、随分オシャレになりました。

the Pharcyde / LABCABINCALIFORNIA (1995)
  1. Bullshit
  2. Pharcyde
  3. Groupie Therapy
  4. Runnin’
  5. She Said
  6. Splattitorium
  7. Somethin’ That Means Somethin’
  8. All Live (Interlude)
  9. Drop
  10. Hey You
  11. Y?
  12. It’s All Good! (Interlude)
  13. Moment in Time
  14. Hustle
  15. Little D (Interlude)
  16. Devil Music
  17. E.N.D.

Jay Dee(J Dilla)がプロデューサーとして参加しているからか、前作ではまだ西海岸テイストが感じられたけれど、このアルバムではfunkさは東海岸テイスト。全体的にメロウな曲調なものが多い。曲のテーマも、シリアスさが増している模様。少し高い声色のBooty BrownとImanのパートがクセになる。

1曲目から2曲目に入るところなんてATCQのようにスムース。でも彼ららしいフロウは健在。重いベースラインとビブラフォンのサンプリングが効いている「Groupie Therapy」はDiamond Dがプロデュース。

「She Said」はまるでR&B聴いているようにムーディに流れていく。女性ヴォーカルの「Tell me why?」のラインが耳に残る。Roy Ayers & Carla Vaughn「You Send Me」のサンプリングとベースラインをキープしながらも、流れるようにくるくるシーンが変わるようなmixで聴かせる「Hustle」。

シングルカットされた「Runnin’」を初めて聴いたときは、なんだか泣けてきた。Stan Getz & Luiz Bonfáの「Saudade Vem Correndo」をサンプリング、Stan Getzのサックスパートと、コラボしているLuiz Bonfáのギターが切なく派手な曲ではないが、なんだかパワーがもらえる曲で、いまだに私の人世のなかでのベスト10に入る。フックでリピートされる「Run」はRUN DMCの「Rock Box」を使用。

このアルバムがリリースされた後にFatlipがソロに転向するために脱退してしまったのは、残念。

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