刑務所で言葉の力と表現することの魅力に出会う 映画「Shackles(邦題:スピリット・ボクシング)」

Shackles スピリット・ボクシング 塀の中の詩闘(2005年) MOVIE | 映画
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刑務所の中で「言葉が持つ力」を教えられ、自分の言葉で表現することの魅力に目覚める主人公を描いた映画、2005年公開の「Shackles(邦題:スピリット・ボクシング)」。

日本で言う少年院の試験的な「学校」へ派遣された教師が、収容されている少年達に「言葉での表現力」を熱心に説いていく。

やがて少年達の中の一人Gabrielは、自分から湧き出る言葉の魅力や表現の魅力に気づく。そして、彼の表現力が周りの少年達を魅了していく様を、パワフルでかつ、ドラマティックに描いている。

Shackles スピリット・ボクシング 塀の中の詩闘(2005年)

監督:Charles Winkler
脚本:Donald Martin
出演:D.L. Hughley, Jose Pablo Cantillo, Daniel Louis Rivas, Barry Shabaka Henley, Kristen Wilson…

色んな映画や現実の経験で思うけど、表現したもの(こと)が認められることって本当に快感であり、特に今までそれに気づかなかった人や蔑まれてきた人にとっては自己の存在意義みたいなものを見つけることができたり、新しい人生を歩むことができる可能性だって見つけることができたりする。

この映画、撮り方もなんかしゃれてる。オープニングのJerry Quickleyのpoetryも見所。少年役のJose Pablo Cantilloが、これまた、役柄にピッタリ。

Shacklesの意味は、手錠や足かせ。拘束。この映画の舞台としてる、Shackleton Penitentiary(シャクルトン刑務所)にも掛けてると思われます。

ただし、邦題にある「ボクシング」は、何故?なんでしょうね。変なネタバレになりますが、映画ではボクシングが描かれている箇所は皆無です。ボクシングは全く関係ございません。

NAOKO
NAOKO

ボクシングの映画といえば、デンゼル・ワシントン主演の「The Hurricane(邦題:ザ・ハリケーン)」やね。

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