Bravebird / Amel Larrieux

Amel Larrieux – 鳥のさえずりのように歌うBravebird

Bryce Wilsonとのデュオ、Groove Theoryとして1995年に出した唯一のアルバム「Groove Theory」で有名になった Amel Larrieux のソロでの2ndアルバム、「Bravebird」。

デビュー・アルバム「Infinite Possibilities」は、アルバム全体が当時のオシャレ・ネオソウルど真ん中的なサウンドということもあって、私は当初、音的にこちらの方が好みだったのです。けれど、聴き込むにつれてこのセカンド・アルバムのほうが、小鳥のさえずりのようでもあるけれど芯のある彼女の声が、活き活きしててイイね!と感じるようになりました。

サウンドも、ネオソウルあり、ジャジーなものあり、アフリカンやレゲエテイストもあるというバラエティ色がありながらも、一つのアルバムとしてバランスよく収まっているな~と思います。

Bravebird / Amel Larrieux

特に印象に残るのが、タイトル曲の「Bravebird」。
幻想的な中に子気味良いリズムに乗せて、まるでbravebirdに勇気を与えるような彼女の歌声が流れていく。

そんな心地よい曲ではあるけれど、彼女がインスパイアされたのは重いテーマのようで。
遠いアフリカの国、ソマリアで古い慣習から思い切って抜け出した少女のことを歌っている。

Amelは、ソマリアで現在も行われているという女性器切除(FMG / female genital mutilation)の慣習の話を雑誌で読んで、Amelはとてもショックを受けたらしい。ソマリア出身のモデルであるWaris Dirieの自伝的著書、「Desert Flower(日本語版:砂漠の女ディリー)」からインスパイアされているんじゃないかと言われています。

Bravebird

Songwriters:Amel Larrieux and Laru Larrieux
日本語意訳:Naoko

In a land far away where the sun doesn’t spare a soul
And a twisted tradition has a girl in a stranglehold
Lies a desert with the footprints
Of little girls with a secret
Of a pain that you and I could never know

太陽が生命を脅かす遠いこの地では
歪んだ慣習が少女を拘束する
砂漠には秘密を抱えた少女達の足跡
その苦痛は私達には決してわからない

Little feet running fast as they can like a bird in flight
Through the days of sand with a fire in the sky
And through indigo nights
She runs away from a life spent
Being witness to other unwilling participants
Of a pain that you and I could never know

力の限り走る小さな足はまるで空を飛ぶ鳥のよう
空に炎が瞬く砂漠を越えて
インディゴ色の夜を越えて
彼女は逃げる
いやいやながらも受け入れる子たちを
目の当たりにする日々の人生から
その苦痛は私達には決してわからない

You’re a bravebird
Of the rarest kind
You may be one of the walking wounded
But still you fly

あなたは勇敢な鳥
見かけることのない珍しい鳥なの
あなたは心に深い傷を負ったはずなのに
まだ飛び続けている

You’re a bravebird
You put yourself on the line
When you shared your secret with the world
You saved another mothers child

あなたは勇敢な鳥
身を切る覚悟で
あなたは世界にその秘密を打ち明けた
あなたは他の子供を救ったのよ

As she speaks you can tell that the words are not easy to say
They hold the power to transport her back to that impossible day
But she hasn’t any regrets
‘cause she won’t become a woman with a secret
Of a pain that you and I could never know
That you and I could never know
That you and I could never know

彼女は打ち明けたけど簡単に言葉にできるものでもない
あの信じがたいありえない日に戻されるから
でも彼女に後悔は微塵もない
だって彼女はもう秘密を抱えてないから
私達には決してわからない苦痛
私達には決してわからない
私達には決してわからない

ワシントンポストのレビューはこちらから >> AMEL LARRIEUX “Bravebird” (The Washington Post)



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