Director:Boaz Yakin
Starring: Sean Nelson, Giancarlo Esposito, Sammuel L. Jackson, N’bushe Wright…
まだ小学生の少年、Fresh。街でコカインとヘロインの運び屋をしてたのだけれど、時が過ぎて色んな事が起こっていくうちにイヤになっていく。次第に、頭の切れる彼は、ボス達を上手く自滅に追い込んでいく・・・
よくある話なのかどうかは私にはわからないけれど、子供が薬を売りさばいたりして生活してるのを見るのは悲しくなる。でもそれだけじゃなく、そのクスリをオトナが買ってるってのは、もっと悲しくなる。
よく「白人に持ち込まれたクスリで仲間を滅ぼすな!」ということ描いているストーリーの映画はあるけれど、この映画は「子供は見ている」ということを訴えかけてそう。
それでも一向に状況は変わらない・・・どころか悪くなってるのは皮肉な話ではある。お金を稼ぐためにこういう状況をつくり、それに絡むヒト達が滅びていく・・・。いつこの悪循環は打破されるんだろうか?
ここでもSammuel L. Jacksonがいい味だして、キーマンであるFreshの父親を演じてる。最後に流すFreshの涙・・・何を感じての涙かは、受け手で色んな感情が湧いてきそう。
この映画中のセリフ、プエルトリコ系のFreshの友達がギャング気取りで喋るセリフがあるねんけど、これ、故Big Punisherが1stアルバム、Capital Punishmentのイントロでつかってたのよね。そのセリフに「Big Punisher」って言葉も入っているよね。
2007年11月25日 初回掲載
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