ブラック・ミュージックの接点を感じさせる、ビリー・ジョエルの9作目アルバム、1983年発売の「INNOCENT MAN」-私の中学生時代後半はコレでできてます

Billy Joel / INNOCENT MAN (1983) MUSIC | 音楽
ALL ENTRIES | すべてMUSIC | 音楽

ビリー・ジョエル(Billy Joel)の9作目のアルバム、1983年発売の「INNOCENT MAN」。1950~1960年代のドゥー・ワップやソウルへのオマージュがたっぷり。ビリーとブラック・ミュージックの接点も感じさせる。

実は私、このアルバムに入ってる「The Longest Time」のプロモーションビデオで、ビリーのことを知ってん。中学生の頃やった。アカペラの曲で、中学生ながら感動したんよね~。あとで低音も高音もすべて彼自身が歌ってるというのを知って、また感動したわ。この曲のおかげで、現在完了の「have+動詞」に馴染めました。後に30歳になって外国人が多いバーで歌ったら、えらい盛り上がったで!

NAOKO
NAOKO

なんと、ラッキーなことに当時の英語の先生もビリーファンで…暇持て余してる方は↓も、是非見てみて!

  1. Easy Money
  2. An Innocent Man
  3. The Longest Time
  4. This Night
  5. Tell Her About It
  6. Uptown Girl
  7. Careless Talk
  8. Christie Lee
  9. Leave a Tender Moment Alone
  10. Keeping the Faith

ジェームス・ブラウン(James Brown)的なヴォーカルとサウンドが感じられるファンク・ロックな「Easy Money」。デヴィッド・サンボーン(David Sanborn)がサックスで参加してる。

「An Innocent Man」はフィンガースナップ(指パッチン?)がアクセントとなっているソウル調な曲で、低音から高音の声の伸びにビリーの凄さが感じられる曲。

「This Night」は、ベートーヴェンの「悲愴」第2楽章をモロ使い(クレジットもされている)で、壮大なラブソングになってる。今でもお風呂で歌う率が高い曲。

「Tell Her About It」はモータウン調の、ハッピーサウンド。プロモーション・ビデオも、その雰囲気満載。

下町の男が、高嶺の花に恋する「Uptown Girl」は、アップテンポでコーラスがご機嫌な曲。Doo-Wopの要素を入れた、The Four Seasonsへのオマージュ曲。プロモーション・ビデオでは、後に妻となるスーパーモデルのクリスティ・ブリンクリー(Christie Brinkley)が登場(クリスティとは1985年結婚して、彼女がアルバム「River of Dreams(1993年発売)」のジャケットを描いたのに、発売後の1994年に離婚しちゃったという)。

「Careless Talk」「Christie Lee」はロカビリーやソウルの要素たっぷりで、サム・クック(Sam Cooke)やリトル・リチャード(Little Richard)へのオマージュ的楽曲。

突如、「Let me tell you a story about a woman and a man~」とはじまる「Christie Lee」。Christieって…また、Christie Brinkleyをここでも出すか!よっぽど惚れてたんやろなぁ。あ、でも後の奥さん、Katie Leeって名前やったっけ。この方とは2004年結婚した後、数年で離婚したんやけど。

ハーモニカが郷愁誘う「Leave a Tender Moment Alone」。なんか、坂本九な感じか?

「Keeping the Faith」は1950年代に流行したものが歌詞の中にピックアップされている。「昔を懐かしみながらも、これからも捨てたもんじゃないよ」と歌っていて、心地よい余韻でアルバムを締めくくってる曲。

眉間にしわを寄せて、社会問題を歌う彼も力強くていいけれど、音楽への愛情をストレートに表現し、生き生きと楽しみながら歌うBillyを聴いていると、こちらも楽しくなる。音楽ってのはカラダから湧き出てくるのが、一番気持ちいいと思うからね。Liberty DeVittoのドラムが好きなんだけれど、仲違いしたみたいで、今はもうBilly’s bandから抜けたのかな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました