ウーピー・ゴールドバーグ主演、バス・ボイコット運動の時代を描く 映画「Long Walk Home」

Long Walk Home (1990) 邦題:ロング・ウォーク・ホーム MOVIE | 映画
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1990年公開、1955年のローザ・パークスの事件が発端となって、バス・ボイコット運動が始まった頃を描いた映画「Long Walk Home (邦題:ロング・ウォーク・ホーム)」。

その時代、人種差別・人種隔離あたりまえ~って時代でバスも前方の席が白人、後ろは黒人やけども混んできたら黒人は席を立つように車掌に命令されたりした。

Long Walk Home (1990) 邦題:ロング・ウォーク・ホーム

監督:Richard Pearce
出演:Whoopi Goldberg、Sissy Spacek、Ving Rhames、Dwight Schultz、Dylan Baker

黒人のメイドとして白人宅に勤めてたウーピー・ゴールドバーグ演じる主人公のOdessa。そのお宅のご婦人は黒人に寛大・・というか、普通の人間だったのよね。彼女は真面目に働いてるし問題なかった。ある日、ご婦人が美容室に行く間ために、子供をメイドの彼女に預けた。主人公が公園で子守をちゃんとしてたら、警官がきて「黒人はこの公園に入ったらあかんやろ~!でてけ~!」って追い出されたの。その事実を知ったご婦人はカンカンに怒って警官に抗議の電話する。

そしてバス・ボイコットに突入しても、その白人のご婦人は自分がお迎えに行ける時には行ってあげたりしていた。でもそのご婦人の旦那が州の議員かなんかしてたのね。もちろん南部では差別は当たり前って時代なので、黒人の肩を持つと議員としては生きづらい。その旦那の弟っちゅーのがまたかなりな差別主義者で。そういう人々に囲まれながらも差別に疑問を強く持ち出した白人ご婦人は強く立ち向かう。

もちろん黒人達も強く立ち向かう。
バス・ボイコット – 車を持ってない人のために車を持ってる人が相乗りタクシーみたいに送迎をしたり、それに乗れない人は歩いて遠くへ働きに行っていたり。教会で気持ちを高め合う姿も、きっとその時代の光景だったんだろう・・・と思うと、その頃の彼等の強さに胸を打たれる。恵まれているのに簡単に不平不満を言い、差別を実感することのない多くの日本人って、なんてお気楽でパワーが無いんだろうと感じさせられる。

初めてこの映画を観た時って、涙するよりももっと色々知りたくなったなぁ。自分の生活が本当に恵まれたモノだと思ったし。だからこそ、それにかまけてないで、苦しくても自分の好きなことなら愚痴いわずやりぬこう~とか。

Martin Luther King Jr. に焦点を当ててバス・ボイコットを描いた、「BOYCOTT(邦題: ボイコット 2001年TV映画)」もどうぞ。

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