コロンブスの新大陸発見が1492年、アメリカ最初の黒人奴隷到着が1526年。それからイギリス、スペインは何度かアメリカに探検家を送って植民地にしようと挑戦していたけれど、それが本格的に開始されたのが17世紀の初め頃。ちょうど日本では徳川幕府の幕開けの頃。
それまで植民がうまくいってなかった理由のひとつは、植民の目的がその土地の特色と合ってなかったから。彼らは欲しい貴金属を求めて植民地を探していたけれど、アメリカ大陸では貴金属に見合う原料は発見できなかった。
でも次第にイギリス本国では、スペインから輸入していたタバコが嗜好品として広まっていってたという。そこで、そのタバコを輸入でなく自国で生産して利益を得るために、アメリカ大陸を植民地にして、そこでタバコを栽培すればいいじゃないか!ということで、本格的なアメリカへの植民が始まった。
原住民のインディアンと交渉して土地を得てタバコを栽培していったんやけど、これまた暑いバージニアって土地がタバコ栽培に適してて大成功・・・といきたいところだけれど、他大陸から移ってきたのだから、労働力不足に悩ませられる。ところが、1619年に西インド諸島に到着する予定だった20人ほどの黒人奴隷を乗せた船が、食糧不足ために偶然にもアメリカ大陸に到着。この船をきっかけとして、アメリカ大陸にも黒人奴隷が送られるようになった模様。
2008年2月初回掲載
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