1993年公開、ジョン・シングルトンが監督、ジャネット・ジャクソン主演でトゥーパック・シャクール共演という豪華なラブ・ストーリー「Poetic Justice(邦題:ポエティック・ジャスティス/愛するということ)」
懐かしい~!VHSで持っていますよ、この映画。
2Pacがラブ・ストーリーを?なんて思わずに観てください。キュート過ぎて微笑ましい。でも、見事に演じてると思います。ジャネットが劇中、Maya AngelouのFenomenal Womanを読むところが印象的。
監督・脚本:John Singleton
出演:Janet Jackson (Justice役)、Tupac Shakur (Lucky役)、Regina King (Iesha役)、Joe Torry (Chicago)、Tyra Ferrell (Jessie)、Maya Angelou、Q-Tip (Markell)
監督は1991年にあの「Boyz n the Hood」をディレクションした、ジョン・シングルトン。
本作はLAのサウス・セントラルのHoodを背景に、ラブ・ストーリーとはいえ、黒人社会にありがちな家庭問題、黒人同士のやっかみやつぶし合い、アルコール問題、男女関係、友人関係などなどが描かれている。
目の前で彼氏を殺された経験などから微笑みを失くしてしまったヘア・サロンで働くジャネットが演じるJusticeが、2Pac演じる郵便局員Luckyと出会い、ひょんなことからロング・ドライブを共にして、共に感情を揺さぶられていく。
劇中仏頂面が多いんだけれど、ちょっと出てくるジャネットの微笑みの天使さったら!これは2Pacにも言える。二人とも自然でいい微笑みをするよね。
そんな二人の物語を支える助演陣も、ナイス!
レジナ・キングのGhetto BXXichブリったら!もう彼女の演技、大好き。「Boyz n the Hood」でもHood girlを演じておられました。Tyra Ferrell(「Boyz n the Hood」ではアイス・キューブの母親役していました)演じるサロンの店長Jessieの役どころとか、ステキ。
でも映画の序盤から、一番びっくりしたのはジャネットの元カレとして出演したQ-Tip!
サウンドトラックも、90年代前半が詰まっていて今聴くと懐かしい。
Poetic Justice : Music from the Motion Picture
- Get It Up / TLC
- Indo Smoke / Mista Grimm, Warren G and Nate Dogg
- Well Alright / Babyface
- Call Me a Mack / Usher Raymond
- Waiting for You / Tony! Toni! Tone!
- One in a Million / Pete Rock & CL Smooth
- Nite & Day / Cultural Revolution
- Poor Man’s Poetry / Naughty by Nature
- I’ve Been Waiting / Terri & Monica
- Niggas Don’t Give a Fuck / Tha Dogg Pound and The Lady of Rage
- Definition of a Thug Nigga / 2Pac
- I Wanna Be Your Man / Chaka Demus & Pliers
- Cash in My Hands / Nice & Smooth
- Never Dreamed You’d Leave in Summer / Stevie Wonder
- Justice’s Groove / Stanley Clark
TLCってほんと、one and onlyなガールズグループだったよな~と感じる、彼女達らしい「Get It Up」。14歳のUsher、Usher Raymond名義で初お目見えの曲、New Jack Swing的なリズムの「Call Me a Mack」が入っています。高くて伸びのある声を聴かせてくれます。ほとんどの曲が、アーティスト自身のアルバムに入ってるものではないのも、嬉しい。
残念なのが割と要所に入っていた、ジャネットの「Again」が入っていないところ。Againは、彼女の5枚目アルバム「janet.」に入ってます。
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