英国シンガー、Omarのデビュー・アルバムで1990年発売の「There’s Nothing Like This」。
ちょうど私が大学入学当時によく聴いていて、なんだか大人になった気分にさせてくれたアルバムです。凄くシンプルな曲づくりなのに、Omarのセンスが光っているのか、シンプルさが永遠なのか、今聴いても全く古臭さを感じさせない。歌詞もシンプルだし。
歌声も、ヘタウマの中にセンスを感じる…USモノには無い雰囲気が、よりエキゾチックさが増してオシャレに聴こえるのかなぁ。
- There’s Nothing Like This
低音から伸び伸びとリズムにのるOmarの歌と、シンプルな中にKorg M1(シンセサイザー)の色んな音が聴ける(ほとんど全曲そのようだけど。クレジットに書いてあるから。)ちょっと昼間にリゾートでくつろいでる…そんな曲。 - Don’t Mean a Thing
🎶Don’t Mean a Thing~のコーラスが耳に残る、ファンキーな曲。A fiction of beauty turned into fact. - You and Me
モロ、シンセサイザー・サウンドでホントにシンプルな音なのに、女性シンガーのVannessa Simon(他の曲のbacking vocalでも参加してる)と掛け合いがドラマティック。 - Positive
New Jack Swingテイストなんだけれど、シンプルさ(何度も言うが)がかえってオシャレに聴こえるっていう不思議な曲。 - I’m in Love
ネオ・ソウルのUK盤という感じか。Caron WheelerがNaomi Osborneって方とbacking vocalsとしてクレジットされてるんだけど、あまりわからない。 - Meaning of Life
なんだかPrinceっぽいfunknessを感じる曲。ほとんど全曲でbacking vocalも自身でやっちゃってるOmarの、色んな歌声が聴ける曲。 - Stop Messing Around
これもNew Jack Swing味を感じるんだけど、ほんと上手く料理してるサウンドだわ~と感じさせられる。ん~、サウンドじゃなくて、特徴的な声だからだろうか?もう、Omarの全てが楽器?かも。 - Serious Style
入りのKorg M1のラインがカッコよく、ワクワクさせる。UK的なgroovyさを感じる曲。 - I Don’t Mind the Waiting
もはやここまでくるとKorg M1で遊んでるのか…とさえ思える。 - Fine (Aapella)
やっぱりOmarは楽器だ!身体さえ楽器になってる曲。クール! - There’s Nothing Like This (Remix)
オリジナルより、ほんわかしてる曲調のremix。
2ndも3rdも持ってるんだけれど、正直、印象があまりない。音が洗練されてしまったからな気がする。この1stアルバムの、ライトに泥臭い(というか、もうなんと表現したらいいかわかんないけれど)シンプルなリズムづくりって、狙って出来るものじゃないんだろうなぁ。
このシンプルさと調和したOmarの複雑な歌声が、いつまでたっても色褪せないアルバムにさせてる、そんな気がします。
NAOKO
この頃のUKといえば、Caron姐さんも!
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