ライブ仕立てのレコーディングで、よりリアルなジャニス・ジョプリンを感じる 1968年発売のアルバム「Cheap Thrills」

Big Brother and the Holding Company / Cheap Thrills MUSIC | 音楽
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Big Brother and the Holding Companyはジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)がヴォーカルとして参加していたグループで、ジャニスがヴォーカルで2枚のアルバムを出しているうちの、1968年発売、最後のアルバム「Cheap Thrills」。 Janis Joplinはこの後、ソロで活動、遺作の「Pearl(1971年リリース)」を残し27歳でこの世を去る。

Big Brother and the Holding Company / Cheap Thrills
  1. Combination of the Two
  2. I Need a Man to Love
  3. Summertime
  4. Piece of My Heart
  5. Turtle Blues
  6. Oh Sweet Mary
  7. Ball and Chain

アルバム全体がLive風に聞こえるが、わざとLive風に粗めに制作されていて実際のLive曲は数曲らしい(Ball and Chainだけというのをどこかで見たことがある)。

実はJanisが歌う曲達は、他のアルバムもカヴァーが多い。

「Summertime」は私はJanisで初めて知ったのだけれど、もともとオペラの曲なの?Jazzのスタンダードとして、なかでもBillie Holidayのものも有名だろうか。ギターの鳴きは粗いけれど、Janisの鳴きは惹きつけられる。

「Piece of My Heart」のオリジナルはErma Franklin。Janisヴァージョンで、2015年かにMiss DiorのCMで使われていました。

「Ball and Chain」はBig Mama Thorntonのカヴァー。もう感情に押されて倒れそうに歌うJanisのBluesが聴けます。まだ彼女、25歳の時くらいじゃないの?

アルバムカバーのイラストは、CartoonistのRobert Crumb氏のもの。アンダーグラウンド・コミック好きだったJanisのたっての希望だったらしい。コマの中で、各曲とメンバーが紹介されている。

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