あのジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)がモチーフの主人公Roseが、愛する歌と愛する人を振り回し、また振り回され生きる様が描かれた映画、1979年公開の「The Rose(邦題:ローズ)」。
based on true storyモンではなく、inspired by Janis Joplinってところか。
監督:Mark Rydell
脚本:Bo Goldman
出演:Bette Midler, Alan Bates, Frederic Forrest…
70年代のファッションと、ロック。ジャニスはもっとブルースに寄ったむせび泣くような曲のほうが印象に残ってるんだけど、RoseはPowerfulに歌いあげる。いやぁ、Roseを演じるBetteが魅せてくれます。彼女がもともと舞台役者だったってのも納得。Janisを真似ることなく演じる姿が、Roseのキャラクターを上手く作っていると思う。
といっても、ストーリーはどちらかというと単純。
だけども、ラストのコンサートのRoseの入場から最後までは、なんだかもう目の前で観てるかのような迫力。それに魅せられて、もう5回以上は観てるんちゃう? 私が単純な人間だからかも~。
エンディングに流れる「The Rose」は名曲。しかし、この曲だけじゃないんですよ。Betteが歌う「When a Man Loves a Woman」は、染みます。サウンド・トラックでも楽しめます。
映画「The Rose」のサウンドトラックはこちら↓
歌だけでなく、Betteは、ほんといい役者だと思うんだ。「For the Boys」とか、「Stella」とか、「Beaches」とか、どれも素晴らしい演技が観れる映画。
Janisの伝記は日本語でも読めます。デイヴィット・ドルトン著の「ジャニス ブルースに死す」。Janisを知るには、Janisの愛書だった「ゼルダ―愛と狂気の生涯 (1974年)」もどうぞ。 偉大な作家、スコット・フィッツジェラルドの妻であるゼルダ(彼女も作家)の生涯を描いた小説です。
しかし、今観ると、この映画のファッションってかなり笑えちゃうねぇ。時代やねぇ。
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