TRUE CRIME 邦題:トゥルー・クライム (1999)

その死刑執行、止められるか? – TRUE CRIME

1999年公開、クリント・イーストウッドが監督・主演した映画、 TRUE CRIME 邦題 : トゥルー・クライム。 Andrew Klavanの小説「True Crime (翻訳版:真夜中の死線)」をベースにしたサスペンス・ドラマ。

今日はある黒人死刑囚の死刑執行日。
でも以前からこの事件の取材をしてた若い女性記者(白人)は何かこの事件に疑問を抱いていた。執行前のインタビューをまかされた彼女は前日未明に事故で亡くなってしまう。代わりを言い渡されたのがClint Eastwoodの役柄である。彼も同様、何か「臭って」いた。その「臭い」を信じて、あと数時間後にせまった死刑執行に立ち向かう。そして、その死刑囚は・・・。

TRUE CRIME 邦題:トゥルー・クライム (1999)

Director:Clint Eastwood
Starring:Clint Eastwood, Isaiah Washington, LisaGay Hamilton, James Woods…

ある程度、結末自体は読める内容と思う。

でも、これがなかなか、白人の視点で撮られた映画だろうとはいえ、よくできている。全米では色んな事件が報道されるけど、報道されない事件も数多くあるのだろう。警察が動いてくれない事件なんて。ghettoやprojectの地域には山ほどあるのだろう。最後の方の黒人母親のセリフで、そんなことを考えさせられる。

例えばこの映画で描かれてる事件が白人が加害者で、被害者が黒人の若い妊婦だったらどうなんだろう? 例えば、この映画のまま黒人が加害者だったとして、目撃者の中に黒人が混じってたらどうだったんだろう。黒人vs.黒人だったらどうだったんだろう? それに加えて、マスコミの影響力ってのはほんと強大なんだともあらためて思い知らされる。

死刑執行の仕方も興味深い。そして宗教の影響も。イザイア・ワシントン演じる死刑囚と家族のやりとりがすごくうらやましく思えた。また、クリント・イーストウッド演じる記者はまだ「サカリ」がついてて、同僚(Bossだったっけ?)の奥さんと平気で寝たり、その前には若い女性記者に迫ったりしてるのね。でもこの映画の最後での背中が寂しい。それも何か訴えかけてる気がした。

結構重い題材を描いてるんやけど、中には微笑ましい場面もいっぱい。クリントが娘を「fast zoo」に連れて行く場面、もう最高に笑えてしまった!娘が「カバさん(ヒポ)が見たい~!」と言っているのに、「we go fast!」とかいって誤魔化して。

あたしはクリントがなぜ、この監督をしたのか、インタビューしたいものです。1日で全てをひっくり返すなんて「ほんまか~?」って感じだけれど、なかなかいい映画です。

クリント・イーストウッドの風貌がbased on true storyを引き立たせている、「The Mule 邦題:運び屋 (2018)」もどうぞ。



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