高校3年だか大学1年生の頃に観た、1991年公開の「NEW JACK CITY(邦題:ニュー・ジャック・シティ)」。私が自分でお金払って映画館で見た、最初の映画や思うわ。
懐かしいこの頃のファッションセンス!今はちょっとこっ恥ずかしいぞ!でもこの時代を感じながらリアルタイムで見れたのは、貴重かも。

監督:Mario Van Peebles
脚本:Thomas Lee Wright
出演:Wesley Snipes, Ice-T, Mario Van Peebles, Chris Rock, Allen Payne, Bill Nunn, Vanessa Williams, Tracy Camilla Johns…

まだ当時のパンフレット持っていたとは!
映画の背景は、黒人社会やドラッグの蔓延など重いテーマもあるけど、あくまでもニュー・ジャック・スイングしてるところが、娯楽的。
クラック・ビジネスを描くこの映画を観た時の衝撃は、映画「マトリックス」を観た時と似たもんやったなぁ。
この映画でウェズリー・スナイプスに対して「Wesley Snipes=悪役」っていう、なんか怖くて不気味なイメージしか持てなくなってしもたわ。それほど、彼がこの映画で演じるNinoって役は「悪」で、その役柄を見事に演じ切ってる。

この頃、ラッパーとしてパワフルだったアイスT(Ice-T)。彼って正直なところ「世の中の黒人達って、アイスTをみて黒人として認識するんかな?」ってほど、エキゾチックなお方よね。彼の声が不思議に私には魅力的に聴こえて、彼のアルバムもこれまたヘビーローテーションやったなぁ。

この映画の挿入歌でもある「New Jack Hustler」の1991年発売のアルバム「O.G. Original Gangster」はよく聴いたわ~
当時、Ice-Tやら、Ice CubeやらVanilla Iceやら、なんでみんな名前にIceつけたがるんや?とか思ったもんですわ。
この映画は随分前のやから、今では大御所の俳優陣もこの映画ではまだ若いんやけど、驚いたのはクリス・ロック(Chris Rock)。高校生やった当時の私は、まだ彼のこと知らんかった。彼が演じたPookieはその頃の私の脳裏に一番焼き付いてたものの、20代後半にあらためてこの映画を観て「あ~!これは!」って気付いて。絶ったはずのクラックを前にして、泣きそうになりながらブルブル震えてた彼の姿は、なかなかの迫真の演技やった。

とはいえ、クリス・ロックの真骨頂はコメディでしょ!「Down To Earth(邦題:天国からきたチャンピオン)」もどうぞ↓
シンガーの面々…Keith Sweat, Guy, Troop, Levertなどは、曲だけでなく映画に出演しちゃってるところも見どころ。
もちろん、音も楽しめる。

サウンドトラック「New Jack City: Music From The Motion Picture」は、New Jack Swing満載!なんてゴージャスなんでしょう。大学通い始めた頃の、通学のお供やったなぁ。大学まで片道1時間半ほどかけて通ってたから、アルバム全部聞いても時間は余ってたからねぇ。ウォークマン、カセットテープの時代!
サウンドトラックのトラックリストです~
- New Jack Hustler (Nino’s Theme) / Ice-T
- I’m Dreamin’ / Christopher Williams
- New Jack City / Guy
- I’m Still Waiting / Johnny Gill
- Tellin’ Me No Again (There You Go) / Keith Sweat
- Facts Of Life / Danny Madden
- For The Love Of Money ~ Living For The City / Troop and LeVert feat. Queen Latifah
- I Wanna Sex You Up / Color Me Badd
- Lyrics 2 The Rhythm / Essence
- Get It Together (Black Is A Force) / F.S. Effect
- In The Dust / The 2 Live Crew
是非これをみて、当時を感じてください!

マリオ・ヴァン・ピーブルス監督の作品といえば、ブラック・パンサー党を描いた「PANTHER(邦題: パンサー)」
(あ、これ、クリス・ロックもでてたっけか?)



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