Heavy D & the Boyzの3枚目アルバム、1991年にリリースした「Peaceful Journey」。
このアルバムのリリース前のツアー中に、不慮のアクシデントでメンバーのT-Royが他界。メンバーがその悲しみからやっと前進して制作されたアルバムで、T-Royに捧げらている。
同時期にPete Rock & CL SmoothとしてデビューEPを出すPete Rockもプロデューサーの一員として参加。その他のプロデューサーには、Teddy Riley、DJ Eddie F、Marley Marl、Dave Hall など。
NAOKO
Pete Rock & CL Smoothの「They Reminisce Over You (T.R.O.Y.)」も、T-Royに捧げられた曲でアルバム「MECCA AND THE SOUL BROTHER」に入ってます
- Now That We Found Love
オリジナル曲はThe O’Jaysだけども、サンプルしたのはレゲエ・グループのThird Worldのヴァージョンの模様。私たち世代(1973年生)ではTV番組「たけしの元気が出るテレビ」のコーナー「ダンス甲子園」でお馴染みになった曲やんな。R&BグループGUYの一員、Teddy Rileyのアレンジで、一度聴いたら忘れないくらい、キャッチーでダンサブル。同じくGUYの一員、その後ソロも出したAaron HallのヴォーカルもNew Jack Swingのビートと合わせて効果アリ。 - Let It Rain
Pete Rockプロデュース曲っぽいわ~!「雨降ってくれてええで~ほんなら家でイチャイチャできるやん~」みたいな曲をサラリとラップしてます。 - I Can Make You Go Oooh
- Sister Sister
黒人女性たちへ捧げてる曲。 - Don’t Curse
Curseするなよ~(=汚い言葉使うなよ~)言われながら大御所たちがラップするのがちょっと笑える曲。Heavy D、Pete Rock、C.L. Smooth、Big Daddy Kane、Kool G Rap、Grand Puba、Q-Tipがマイクリレー。最後には「Free Slick Rick!」の合唱!そういや、この頃捕まってたよな、Slick Rick。 - Peaceful Journey
亡きT-Royに捧げた曲。
The Jacksons「This Place Hotel」のビートのリピート、”I wish you a peaceful journey, I hope you hear me”と歌うコーラスは当時Jodeciの一員だったK-CiとJojo. - The Lover’s Got What U Need
Diana Rossの「Love Hangover」を、当時のサウンドにアレンジしたスピード感がカッコいい。 - Cuz He’z Alwayz Around
- Is It Good to You
Teddy Riley全開な曲。 - Letter to the Future
S.O.U.L.の「Peace of Mind」をちょっとおどけた曲に聴こえるようにサンプルして、黒人の現状に「そんなことやっててええんか?」と問うようなHeavy Dのラップ。What’s wrong with our future~と歌うJohnny Gillも聴けるオマケ付き。 - Swinging With da Hevster
- Body and Mind
Heavy Dはジャマイカ生まれ。同じジャマイカ出身のNYラガマフィン、Daddy Freddyと私はこの頃どちらかというとレゲエに傾倒していたんで、うれしい1曲。 - Do Me, Do Me
- Somebody for Me (Jazz Lover Mix)
- Let the People Sing
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