1991年発売、Queen Latifahの2ndアルバム、「Nature of a Sista’」。女性ヒップホップ界のクラッシック!
90年代後半からは主に、歌手としてや女優として活躍しているラティファ。私は彼女のラップスタイルが大好きで、彼女のリリースしたアルバムの中では、ちょうど自分の環境に合ってた3枚目「Queen Latifah / BLACK REIGN (1993)」が一番のお気に入り。
NAOKO
当時、ちょうどNYに行くことがあって街歩きながらよく聴いてた…
今あらためてこのアルバムを聴いたら、歌アリ、ラガ・マフィン・スタイルあり、ハウス的な曲あり・・・でバラエティに富んでいて、ラティファの多才さが感じられる。アルバム通して聴くにはちょっと詰め込み過ぎ感があるので、これまであまり取り出すことがなかったのかな。でも「この頃」を感じる曲が多くて単体では楽しめる曲が多い。
- Latifah’s Had It Up 2 Here
アルバムのオープニングに相応しいイントロがカッコいい。Naughty By Natureのプロデュースらしさが光る曲。 - Nuff’ of the Ruff’ Stuff’
グランドビート的な音で突っ走ってきたかと思って聴いていたら、ragga muffin好きにとっては後半のdeejayingしてるLatifahにグッとくる。 - One Mo’ Time
これもNaughty By Natureのプロデュース。歌い出しは1stアルバムの”Inside Out”。アレンジが渋い。 - Give Me Your Love
Curtis Mayfieldを思い切りfeaturingしながらも、ちょっとUKサウンドを感じるようなアレンジがイイ。Latifahの歌声を思い切り堪能できる。 - Love Again
MadonnaのFeverを彷彿とさせる。Five Stairstepsの”Don’t Change Your Love”をサンプル。groovy。 - Bad as a Mutha
The Blackbyrdの”Blackbirds Theme”をサンプルして、軽快なサウンドにLatifahのフロウが冴えてる。 - Fly Girl
シングルカットされたクラッシック!80年代から90年代に移り変わる頃のサウンドに乗せて、まるでセリフのようなLatifahのラップ。今聴くと少し面白い。「アンタになんか乗んないわよ」的なLatifahのカッコよさよ。 - Sexy Fancy
3枚目のアルバムまでかな、Latifahの曲にはragga muffinテイストが取り入れられていることが多いよね。Tony Rebel(Tony Rebel / VIBES OF THE TIME (1993))かと思ったScringer Ranksのsingjayもイイ。彼女自身もパトワで応戦!3枚目アルバムに入っている”Weekend Love”(こちらはTony Rebelが参加)より未完成だけれど、楽しい。 - Nature of a Sista’
カッコいいイントロ、爽快に駆け抜けていくサウンドとLatifahのラップ。スクラッチも織り交ぜて。チープ感はあるれど好きだわ。 - That’s the Way We Flow featuring Safari Sister Swatch
Swatchと楽しくラップしてるところが伝わってくる。キュートな曲。 - If You Don’t Know
James Brownの”The Payback”をサンプリングした、funkyな曲。ラップ・パートの後にくるsmoothなLatifahの歌のパートがオシャレ。 - How Do I Love Thee
この頃流行ってた、グランドビート・ハウス的なサウンドに語り(囁き?)を乗せてる曲。Madonnaの”Justify My Love”や”Rescue Me”とか、アルバム”Erotica”が好きな私には大好物。Latifahのsexy voiceもステキよね。
80年代後半と言えば、Monnie Love、Salt-N-Pepa (グループだけど) やMC Lyteなどの女性ラッパーが登場してきた時代。その後のDa BratやYO-YOに繋がって、Lil’ KimやFoxy Brownが出現することになるんだよね。
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