ストーリーより、主演リチャード・ギアのジャズドラム姿とデンゼル・ワシントンの陰謀者役が印象的な映画「POWER(邦題:キングの報酬)」

POWER 邦題:キングの報酬 (1986) MOVIE | 映画
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アメリカ選挙戦で政治家に雇われる当選請負人、メディア・コンサルタントが、昔なじみのクライアントの辞職が絡んだ出来事をキッカケに、自分の戦略に疑問をもち葛藤する…。リチャード・ギア(Richard Gere)がコンサルタント役で主演、ロビイスト陰謀者役としてデンゼル・ワシントン(Denzel Washington)が出演する映画、1986年公開の「POWER(邦題: キングの報酬 )」。

監督:Sidney Lumet
脚本:David Himmelstein
出演:Richard Gere, Julie Christie, Gene Hackman, Denzel Washington…

アメリカ社会を描くのに、よくコンサルタントって登場するな〜と思う。「結局、洗脳社会やん」なんて思うことも多い。あたし自身、年を重ねるごとに「アメリカが自由の国?」と疑問が増える。ことあるごと「戦略」とかいう「方程式」をつくって、胡散臭いコンサルタントががっぽり儲けていたりする。実際、その「方程式」をつくる過程と、その「方程式」で成功事例を出すことは、誰もができることではないのだから、高い報酬を要求することはおかしいことではないとは思うんだけど。

ただ、タイミングによっては、人々は新しいものに刺激を受ける。洗脳をとくほどの何かが起これば、人間もバカじゃない、目を覚ましてみたりするわけで。

この映画を観ながら、そんなことを考えてた。映画自体は、古い映画だから現代映画に慣れた今では、テンポ悪く感じるだろう。説明臭いセリフも多いから、結構疲れる。感動があるわけでもないけど、若き日のデンゼル・ワシントンと、ジーン・ハックマン(Gene Hackman)が観れるだけで、あたしには充分。あれ?主役は、リチャード・ギアだぞ?

この映画のここかしこで「Sing, Sing, Sing(by Benny Goodman)」が流れるんですよ。リチャード・ギアがドラムスティックの素振り(?)をしながら流れたりして、それが妙にかっこいい。

デンゼル・ワシントンはこの映画でNAACP Image AwardでOutstanding Supporting Actorを受賞しております。「GLORY (邦題:グローリー 1989年公開)」や「CRY FREEDOM (邦題:遠い夜明け 1987年公開)」よりも前の映画なんだもんな〜。

NAOKO
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とはいえ、デンゼルもこの頃もう30代に入ってたんだね~

でもリチャード・ギアもデンゼル・ワシントンもちょいと若すぎるかな。もうちょっとドシッとした俳優が演じてたら、もっとこの映画が締まっていたかも?というのが正直な感想。あと、何でだろう、今思い返してみると、この映画をモノクロで観た気になっている。全然色が浮かんでこない。

NAOKO
NAOKO

Sidney Lumet監督の作品といえば、ヴィン・ディーゼル主演の映画、「Find Me Guilty(邦題:コネクション マフィアたちの法則)」も…

んで、また、なんでその邦題!?笑

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