Janai AbercrombieとPaula Asiah Pierre-Lewisの2人のR&B女性デュオ、Sa-Deuceの最初で最後のアルバム、1996年発売「SA-DEUCE」。ジャケット写真ではもうこんなにパンチある女性になのに、リリース当時は、まだ17歳!
- Can’t Get You off My Mind
- Don’t Waste My Time
- Just Can’t Live Without Your Love
- Don’t Take Your Love Away
- Go Down
- Ordinary People featuring Michael Speaks
- Born In
- One Man Woman
- Body Knockin’
- Full Time Loverman
- Does She
LAの天気いい日に、オープンカーでフリーウェイ飛ばしながら聴きたいようなアルバム。
ポップ過ぎず、メロウ過ぎず。サウンド的にはYvette Micheleが誰かとトリオでやった・・・みたいなノリでしょうか。ヴォーカルスタイルは、SWVのCokoの高音を思い出させるが、少し粗めだが透明感のある歌声。いや、曲調を含めるとZhaneかな。ソングライティングも彼女ら自身でやってるようです。
「Can’t Get You off My Mind」スイートだけど爽快で、BGMに良い曲です。1stシングルとしてリリースされた「Don’t Waste My Time」も、まさに90年代中頃のR&Bのリズムとコーラス。
「Just Can’t Live Without Your Love」はコーラス部分が印象的で、乾いたドラムとシンプルな音構成でも十分爽やか。
「Don’t Take Your Love Away」からはスロウ・ナンバーが続きます。Barry Whiteの「Playing Your Game Baby」使った、大人の雰囲気な「Go Down」。スロウ・ナンバーも重苦しくないのは、高音コーラスが爽やかに聞こえるからだろう。ただ、スロウだと音のシンプルさが増して聞こえるから、ちょっとチープ感が否めないかな。
しかし彼女ら、このアルバムで活動を終了してる模様。10代でこれだけの才能があったのにもったいない。1990年代後半は、デビューしたデュオやトリオは沢山いたけれど、男女問わず、突然出てきて突然消えていくことが多かった時代でしたね。
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