ちょうど私が米国ワシントン州の片田舎に1年間滞在していた1993年にリリースされたコンピレーション・アルバム「Seattle…the Dark Side」。
シアトルまでのロング・ドライブ(5時間くらいだったかな?)や近隣のMoscow、Lewiston、Spokaneなど、車で出かける時によく聞いていたっけ。
- Drop Top / E-Dawg featuring Filthy Rich
- Just Da Pimpin’ In Me / Sir Mix-A-Lot
- Menace Crook / Jay-Skee
- Love… Never That / Jazz Lee Alston
- Show You / 3rd Level
- Flava You Can Taste / Kid Sensation
- Little Locs / E-Dawg featuring Filthy Rich
- 12 Gauge / Jay-Skee
- Don’t Play Me / 3rd Level
当時、Dr. Dreのソロ・デビューアルバム「Chronic(1992年発売)」やSnoopのデビュー・アルバム「DOGGYSTYLE(1993年発売)」がめちゃめちゃ流行ってた「西(西海岸; westside)」がアツかった時期に、シアトルにもその波が到来してきていた。Sir Mix-A-Lotなら当時のヒップホップ好きは知っているだろう… このアルバムは、彼監修のコンピレーションアルバムなのです。
1992年に発売したDr. Dreのソロデビュー・アルバム「The CHRONIC」で西海岸はGファンク・サウンドが一世風靡!
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シアトル発のものは、メインストリームの西海岸サウンドよりシンプルで、ラップを全面に押したものが多いかな。でもその「足りなさ」が、ムリからカッコつけているような硬派を感じる。
E-Dawgの「Drop Top」はThe Gap Bandの「I Found My Baby」をサンプリングしたスムースなメロディーと、サビのボーカルが心地よくラップを引き立てている曲。「Just Da Pimpin’ In Me」はモロにSir Mix-A-Lotな曲。ジャズ調の怪しいメロディーと女性の囁き系ラップが耳に残る「Love…Never That」。「Show You」はスロウバラードな歌もの。
このアルバムのジャケットに「no grunge(グランジ)」って書いてるのが、時代を感じさせる。当時はNirvanaなどのシアトル・サウンドが流行っていて、グランジ・スタイルが全盛期でした。
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