ちょうど私がアメリカは、SeattleのあるWashington Stateに1年間滞在していたときにリリースされたコンピレーション・アルバムで、Seattleまでのロング・ドライブ(5時間くらい?)やMoscow、Lewiston、Spokaneなど、車で出かける時によく聞いていたっけ。
1. Drop Top / E-Dawg featuring Filthy Rich
2. Just Da Pimpin’ In Me / Sir Mix-A-Lot
3. Menace Crook / Jay-Skee
4. Love… Never That / Jazz Lee Alston
5. Show You / 3rd Level
6. Flava You Can Taste / Kid Sensation
7. Little Locs / E-Dawg featuring Filthy Rich
8. 12 Gauge / Jay-Skee
9. Don’t Play Me / 3rd Level
当時、Dr. Dreの「Chronic」やSnoopの1stアルバム「Snoop Doggy Dogg / DOGGYSTYLE (1993)」がめちゃめちゃ流行ってた「西(西海岸; westside)」がアツかった時期に、Seattleにもその波が到来してきていた。Sir Mix-A-Lotなら当時のヒップホップ好きは知っているだろう・・・彼監修のコンピレーションアルバムなのです。
Seattle発のものは、メインストリームの西海岸サウンドよりシンプルで、ラップを全面に押したものが多いかな。でもその「足りなさ」が、ムリからカッコつけているような硬派を感じる。
E-Dawgの「Drop Top」はThe Gap Bandの「I Found My Baby」をサンプリングしたスムースなメロディーと、サビのボーカルが心地よくラップを引き立てている曲。「Just Da Pimpin’ In Me」はモロにSir Mix-A-Lotな曲。Jazz調の怪しいメロディーと女性の囁き系ラップが耳に残る「Love…Never That」。「Show You」はスロウバラードな歌もの。
このアルバムのジャケットに「no grunge(グランジ)」って書いてるのが、時代を感じさせる。当時はNirvanaなどのSeattleサウンドが流行っていて、グランジ・スタイルも全盛期だったなぁ。