Toni Braxtonがソロ・デビュー前の1989年、5人姉妹(きょうだいは一番上の長男含めて計6人、Toniは長女)で活動していたグループ、The Braxtons。1990年に発売されたシングル「Good Life」以降、アルバムを出すことなく長女Toniのソロ・デビュー、次女Traci(2022年没)の妊娠を経て、ようやく1996年に三女Towandaと四女Trinaと五女Tamarの3人構成のグループとして発売したアルバム、「So Many Ways」。
- So Many Ways
Jermaine Dupriプロデュースを醸し出している、シングル第1弾。 - Slow Flow
なぜかこの曲をふと今でも頭の中に流れてくることがあるくらい、90年代半ばらしいR&Bの名曲じゃないかと思います。切なくも前向きに感じる曲調が、時にスモーキーな彼女達の声色にピッタリ。このアルバムからの最後のシングルとして発売されました。 - Only Love
爽やかな可愛らしい曲。第2弾シングル。もっと思いっきり、Tony Rich風なアコースティックに振ってた方が、彼女らのヴォーカルに合ってたかもしれんけど。 - I’d Still Say Yes
- L.A.D.I.
Slow FlowのB面として入ってた曲。ボサノバっぽさありながら、伸び伸びしたヴォーカルで爽やかな風が吹いてきます。 - Take Home to Momma
- Where’s the Good in Goodbye
- What Does It Take
スロー・テンポの曲に美しいコーラスが引き立つ。 - Girl on the Side
- In a Special Way
- Never Say Goodbye
- The Boss
Diana Rossのカヴァー曲。彼女たちのinterlude的な語りから流れるように曲に入るところがカッコいい。ソウルでディスコな雰囲気十分、伸びのいい彼女達のヴォーカルが生き生きとしてます。本家よりもスキかも。
3と8では、ソングライティングにAndrea Martinの名前が。2曲とも美しい曲です。
3人で出したアルバムはこのアルバムだけ。その後2015年に、長女Toni、次女Traciに加えて、長男Michael Braxton Jr.も加わって「Braxton Family Christmas」をリリースしているようですね。
同じ1996年にToni Braxtonは「Secrets」を発売。シングルカットされたUn-Break My Heartとか、You’re Makin’ Me Highをはじめ、アルバム自体も売れましたが、The Braxtonのこのアルバムは、UKでのほうが人気があったようです。
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