Soul II Soulの3rdアルバム「Volume III: Just Right」の「Joy」などでリード・ヴォーカルを務めた経歴の持ち主、ジャマイカ出身のリッチー・スティーブンス(Richie Stephens)の4枚目アルバム、1993年リリース「POTS OF GOLD」。
ラヴァーズ・レゲエとR&Bを交えて爽やかでスイートな曲に、いい風にジャマイカンを感じさせない、彼の低音も高音も伸びる声が心地いい。
- Everytime You’re There
- Body Slam
- Black Cinderella
- Move On
- In Love With You
- What’s Going On
- Go for Number One
- Love Ain’t No Holiday
- Want Your Body (I Want You)
- Pot of Gold
- Everyday
- Baby (Got to Let You Know)
Motownから出てるというのが納得できる、ソウルやR&B色が強いものとなっている。いや、マジで歌が上手い。無理してがなったりしないし、聴いてて気持ちいい。
Brian & Tony Gold, Diana King, Junior Tuckerなどがバッキング・ヴォーカルで参加。プログラミングとミキシングでは、Sly Dunbarも参加してます。
1番のお気に入りは、パトラ(Patra)との「Body Slam」。スムースな曲に軽やかに歌い上げるRichieのヴォーカルと、Patraのパトワが上手く合わさっています。
パトラのゴリゴリ・ダンスホールなパトワもいいけど、彼女も歌、上手いよね~
なんだかマキシ・プリースト(Maxi Priest)を思い出させるような切ないメロディラインとサックスの音色が心にジワリとくる「Everytime You’re There」。
「What’s Going On」はマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のカヴァー。
「Love Ain’t No Holiday」はNativeの1984年の曲のカヴァー。原曲を上手く、1990年代にアレンジしています。どこかSoul II Soulや、UKのグランド・ビートを感じさせる曲。ルーツ調にまとめた「Pot of Gold」も、どこかMaxi Preistっぽいか。
それでも、Richieのヴォーカルが飽きさせずに聴かせてくれる、最高にスイートなアルバムです。1991年リリースのセカンド・アルバム「Richie Stephens」も持っているけれど、不思議なことにこれはあまり響かなかったかな。
取りあえず、ジャケットデザイン、もう少しオシャレだったらもっと売れてたかもね。
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