1980年代後半のLAを背景にギャング抗争と警察、人間模様を描く映画、ショーン・ペンとロバート・デュバルが熱演の「COLORS(邦題:カラーズ/天使の消えた街)」

COLORS (1988) 邦題:カラーズ 天使の消えた街 MOVIE | 映画
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1988年公開、デニス・ホッパー監督作品「COLORS(邦題:カラーズ 天使の消えた街)」。

1980年代後半のLAを舞台に、ショーン・ペンとロバート・デュヴァル演じる白人警官と、ブラッズ(Bloods)とクリップス(Crips)、チカーノ(Chicano; ヒスパニック系アメリカン)のギャング抗争や人間模様を描いた映画。

COLORS (1988) 邦題:カラーズ 天使の消えた街

監督:Dennis Hopper
出演:Sean Penn, Robert Duvall, Maria Conchita Alonso, Grand L. Bush, Randy Brooks, Don Cheadle, Glenn Plummer, Rudy Ramos, Damon Wayans…

1980年代から1990年代にかけて、LAではギャングが絡んだ犯罪やギャング同士の抗争が頻繁に起こっていた。そういったギャング関係の犯罪や問題に立ち向かうユニットとして、LAPD(ロサンゼルス市警察)はCRASH(Community Resources Against Street Hoodlums)を結成。ベテラン刑事のBob(ロバート・デュヴァル)と新米のDanny(ショーン・ペン)がチームとなり、LAのギャング社会に立ち向かう。血気盛んなDannyは、ベテランBobの「ギャングと馴れ合う」ように見えるやり方が歯痒かったが、Bobの「ベテラン感」を肌で感じながら経験値を上げていく。

この映画、シンプルなつくりだが、実際にLAのストリートで撮影されていたこともあり、現役のストリート・ギャングも「警護」がてら出演していたりするそうだ。撮影中に発砲があったり、ショーン・ペンは映画撮影中に許可なしで写真を撮ったエキストラを殴ってしまって、捕まったりもしたんだそう。

“Colors”・・・様々な「色」が存在する。Bloodsは赤、Cripsは青、Chicanoは黄色といったギャング・カラーとしての「色」だけでなく、人種の「色」。それぞれに様々なバックグラウンドがあり、それぞれの生き方があるとあらためて気づかされる。

諺で「郷にいれば郷に従え (When in Rome, do as the Romans do)」というが、アメリカではそれが簡単なようで難しい。人間の多様性の存在は把握しているものの、自分の土地を余所者に邪魔されるのは耐えられないといった人も多い。「おまえは違う種類の人間だ、わかるもんか」と簡単に吐き捨てたりする。そうかと思うと「我々はみな自由だ、平等だ!」と言っていたり。

アメリカはヨーロッパ諸国と比べれば、比較的歴史が浅い国。それなのに世界を牽引する大国になった。その背景がアメリカを独特で複雑にしてるようにも思う。「人種のるつぼ」のようで「大きすぎる孤島」のような・・・。その独特さと複雑さが、アメリカで生きる人間に肩肘張らせてる気がする。

話が逸れてしまいました。

私がこの映画を見たのが恐らく1993年くらいかな。Dickies履いて、チェックのネルシャツの第一ボタンだけ留めるChicanoギャングの着こなしに「かっこい~!」とキラキラしていた私でした。

Blood in Blood out – BOUND BY HONOR (1993)」も観てほしい。

他の出演者は、「A Lesson Before Dying ジェファーソン/冤罪の死刑囚 (1999 TV)」ドン・チードルやら「SOUTH CENTRAL 邦題:サウス・セントラル 非情の街」のグレン・プラマーなども出演しています。

NAOKO
NAOKO

We gotta learn what “veteran” Bob Hodges says. It goes like…

The younger one says to the older one: “Hey pop, let’s say we run down there and fXXk one of them cows”. The older one says: “No son. Let’s walk down and fXXk ‘em all”.

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