冤罪で終身刑って!それでも牢獄で楽しく生きるか…エディ・マーフィとマーティン・ローレンス共演の笑いあり涙ありの映画「LIFE(邦題:エディ&マーティンの逃走人生)」

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1999年公開、エディー・マーフィーとマーティン・ローレンスがアドリブ含めながら演技バトルする映画「LIFE(邦題:エディ&マーティンの逃走人生)」。

ひょんなことから濡れ衣で、罪もないのに終身刑を科せられたRay Gibson (エディ・マーフィー)とClaude Banks (マーティン・ローレンス) の牢獄での生活。 そして一緒に生活をする、仲間達。結末は微笑ましい。

LIFE 邦題:エディ&マーティンの逃走人生 (1999)

監督:Ted Demme
出演:Eddie Murphy, Martin Laurence, Bernie Mac, Anthony Anderson, Barry Shabaka Henley, Michael Taliferro, Heavy D, Sanaa Lathan…

エディ・マーフィーは、ほんと器用だよね。あの「ナッティ・プロフェッサー」のシリーズで様々な役柄を一人で演じきっちゃうのもすごいけれど、この作品では同じ人が老けていく姿を演じている。確か60年間分だったかな。マーティン・ローレンスも同じ様に演じてるんだけれど、エディ・マーフィーのほうが格上か。映画終盤で年老いてからの姿が、化粧の特殊効果と重なり、セリフをいうときの口の動きがリアル!エディ・マーフィーが突っ走った演技をしないで、マーティン・ローレンスと自然に絡んでいるところが、また良いのかも。「おじい」達の姿を微笑ましくみていられる。

この映画を観て「無実なのに終身刑を言い渡されたらどうするだろう?」って考える人も多いんじゃないかな。映画の中の彼らは疑問を抱きながらも(というか「無実」だから!)、境遇をあるがまま受け入れて生活しているようにみえる。1930年~1950年といった映画背景がそういった人格を形成すべく描かれているのか。

LIFE 邦題:エディ&マーティンの逃走人生 (1999)

RayとClaudeは年を取っていくにつれて、自我を目覚めさせていく。途中、Wyclef Jeanの「New Day」という曲をバックに、28年後へと時間が移り変わっていく映像がある。その映像は実際にその時期に起こった出来事の総集編になっていて、マーチン・ルーサー・キング牧師やモハメド・アリなどなどが映し出される。黒人歴史上だけじゃなく、世界史としても色んな出来事が起こった時期。その28年後にマーティン・ローレンス演じるClaudeが街に出たとき、建物や行きかう人々の様子や車の窓越しに移る自分に、何かを感じてる。その場面がすごく印象的。

無実なのに終身刑を言い渡されるって、笑い事じゃないよね。死刑を言い渡されたのなら、どうにかして裁判で無実を証明するだろうけど、「刑務所の生活は生活が保障されてるし、終身刑ならいいか。」なんて思えてしまったら、彼等みたいに生きるかもしれない。もし刑務所から出ても生活していけるアテがないのなら、刑務所にいることを選んでしまうかもしれない。映画の中でBiscuitが言うように。

単なるコメディじゃない、これは。なんか終わった後に、ほろ苦い気持ちになる。

LIFE 邦題:エディ&マーティンの逃走人生 (1999)

サントラの「Life: Music Inspired By The Motion Picture」も、いい。R.KellyやWyclefがプロデュース。映画のシーンにいい効果を出しているWyclef Jeanの「New Day」だけでなく、City Highの「What Would You Do?」やK-Ci & Jojoの「Life」など、聴いたら映画を思い出させる曲ばかり。Kelly Priceの「It’s Gonna Rain」は聴かせてくれる。歌モノ好きの方にはいい内容のサントラです。

NAOKO
NAOKO

City Highのこのアルバム↓もスキだわ~

(2000年DVDにて鑑賞)

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